せっかくクランクケースの減圧が上手くいき調子良くできているのに、今度はミッション?です。
なんと6速にはいらなくなりました。
先日高速にのり、5速まで使い加速した後、流そうと6速に入れようとしたところ、なんと6速に入りません。
感覚的にはミッションに弾かれるというよりは、ゲートに入らないというか、ミッション本体ではなさそうだなと思いました。
6速に入れる時探って入れると4速になります。
とりあえず、このままガタガタやってると他のギアにも入らなくなるのでは?と頭によぎったのでそのまま5速キープしたまま地元まで走りました。
幸いにして高速出口から自宅まではすぐそこなので、恐る恐る4速、3速と落としましたが、普段と特に変わりはなく。しかし、気がついたのは、ニュートラルで左右にシフトノブを振ると明らかに右側(5速、6速側)が緩い。テンション感が緩く、もしかして、右側に振れる側ワイヤーが伸びて?その5速6速のゲート側に完全に移行できてない?のでは?と思いました。
そういえば、関係ないかもしれませんが、最近2速に入りずらいなぁとは思ってました、というか、全体的に引っかかるシフトになったなぁとは思っていましたが。
それは、私がショートストロークシフトを取り付けているからまぁ多少は仕方ないかなと思ってましたが…
そのまま家に帰ってとりあえず、シフトワイヤーの調整をと思いエンジンルームを開けてエアクリーナーボックスを外してシフトリンケージにアクセスしました
が、シフトリンケージを直接手で動かしてみると、6速に入りませんね。
うーん?困った、何か引っかかってるのかと思い周辺にボルトやナットが挟まってないか確認をするものの見つかりません。
とりあえず、1度ワイヤーのテンションを緩めてシフトノブとリンケージをフリーにしてやりました。
そこから、シフトリンケージをいじって直接ギアを1速から5速までいれ、6速に入れると入りました。
どうやら、シフトノブの方で悪さをしているように思えましたので、シフトノブ側をよく観察してみるとおよ?
ちょっと見ずらいのですが、シフトを左右に動かした際、赤丸のロッドの部分でワイヤーのリンクを上下させるのですが、そのロッドの部分に樹脂製のリングというかカバーがついてたんですよね、それが経年劣化でちぎれてしまい、ガバガバになってしまって左右の動きに遊びが出来てしまい、左右にしっかりとワイヤーを引っ張れなくなってしまうわけです。
これは、ちぎれたカバーの頭の部分だと思います、近くに落ちてました。
ということで早速シフト周りをばらすことにしました。
こんな感じです
取り外すには三角形のアルミのステーを外し、先にスイッチ類のカプラーを外して、ドリンクホルダーの下のカバーを開けて赤丸のネジを2箇所外して、カバー全体を後ろに引き出すと外れます。
先程のリンクの所を見てみると。
こんな感じで隙間ができてます。
この隙間を埋めるために家にある適当なホースがいい感じにフィットしそうだったので代用しました。
取り付けにあたっては予め付いてた残りカスみたいなカバーを取り払ってからにします。
また、ワイヤーが着いているレバーの付け根のネジ(赤丸)を緩めて1度棒を穴から外して先に穴にホースを入れてから、その後棒に差し込む感じで入れました。
シフトに遊びが無くなりましたので、シフトワイヤーの調整及び初期化をして、調整を完了します。
まず、この2つのバネの先を掴んで縮めてから、ネジ閉めるように回すと縮めたままロックが掛かります。
シフトがこの位置になってること(ニュートラルポジション)を確認しシフト自体を下に下げる。
下に下げたらこのプッシュロッドを押し込む、その際シフトを1番下に下げたところから若干上に上げたところでロッドが奥に入るはずです。
奥に入るとシフトがロックされます。
今度はシフトレバー側に移り、ニュートラルポジションを固定します。
この棒はシフト周りのビスを外したやつをぶっ込めばちょうど良いです。
ニュートラルポジションを固定したら
また、シフトリンケージに戻り先程縮めたバネを戻して、プッシュロッドを戻して。
その後シフトノブ側の棒を取り外して終わりです。
このニュートラルポジション、気持ち斜め手前左側になりますよね、つまり、この調整でシフトノブを真ん中にしてしまうと5速6速側に振り切れなくなる可能性があるわけです。なので、このニュートラルポジションはスティックを入れてしっかりと固定してやることが大事です。
ホースが滑りずらい素材だったためか?遊びが無くなりすぎたためか若干シフトが窮屈に感じますが、まぁ仕方がないでしょう。
まだ走行してないのですが、とりあえず、6速に入るようになりましたので良しとします。
あとは耐久性です。
もしかしたら途中でゴムホースが外れる可能性もあるので当分は
このようなスパルタンな仕様で乗ってみたいと思います。(もう少し片付けてから写真を撮ればよかったな)
仮にロッドに着けたホースが外れるようならもう少し長いホースを用いてオレンジの部分まで延長して左側の赤丸の壁
に当たるようにしてやれば、ホースの逃げが無くなるのでホースがロッドから外れることは無くなると思います。
しかし、最近経年劣化から来る故障というより不調が後をたちません。
次はどんな故障と立ち向かうのか…出来れば故障して欲しくありませんが。
2021/8/16
ということで試乗に出た訳ですが、なかなか6速まで入れる機会がありません、バイパスで6速に入れましたが、しっかりと入ります。
やはり、今回の6速に入らない現象はこのシフトリンクのクリアランスがガバガバになることでしっかりとギアのゲートまで届かなくなってしまったことによる事象でした。
また、今回修正したおかげで全体的なミッションの入りが良くなりました。1速から2速に入れにくかったのですがスコンとはいるようになり満足です。
しかし、バックギアに入れる際、下に押しながら左上ですが、少し抵抗を感じます。
全体的にシフトが重くなったというか、それなりに力が必要になった気がします、が、その分剛性感が上がってると言うかしっかり感があります。
ニュートラルポジションもしっかりとしてるので、2速から3速や5速から4速等の動きもしっかりとセンターに来るので自然な形でギアを入れられます。
あとは、耐久性の問題ですが、まぁ多分大丈夫だと思います。
結構ロッドに対してキツキツだし、リンクの穴に対してもキツキツだったので、ズルズルとホースが抜けてしまうこともおそらくないと思います。
あとは、一応ホースは耐油耐圧ホースなんですが、如何せんそれはホース内の話であり、外側の耐久性は分かりかねます、シフトリンクの穴の摩擦で擦れてしまうかもしれないし、グリス漬けになっているので下手したら徐々に柔らかくなってきたり、侵食してしまったりするかもしれません。
一応ホースとロッドの隙間に瞬間接着剤を付けておいたので無理やり取り外そうとしなければ多分大丈夫だと思われますのでセンターコンソールを元に戻して一件落着です。
燃料ポンプの交換の時もそうですが、如何にこの内装が走行中の騒音や、機械的騒音を車内に響かせないようにしているかわかります。
センターコンソールがないだけで走行中騒がしいです、雨が降っていたせいもありますが、巻き上げた水の音なのかタイヤのロードノイズなのかあとは、センターコンソールの下をプロシャやマフラーが通ってますからその辺の音も拾っているように感じました。
一瞬センターコンソールなしでもいいかななんて思ったのですが、一瞬でやはり付けようと思いました。
ない方が小物スペースやサッパリとしていい感じなのですが、如何せん給油口やテールゲート、この車はスイッチでしかドアをロックできないのでその辺のボタンをどこに移設するかも検討がつかなかったので諦めました。