なんかやった時の記録

誰かの役に経つかはわからないけれど、私と同じ趣味の人には分かるようなブログにしたいと思います。

まさか初っ端やったことが破壊と創造とは。

早速マグナネタになりますが…

バイク乗りからするとバイクは多少うるさくして自分の存在をアピールしないと逆に危ないんだよ。

とのアドバイスを頂きましたので、マグナ界?では有名な純正マフラーのバッフル抜きを行いました。

つまり、純正マフラーを破壊してサウンドを創造(解放)したということです。

 

電動ドリルとマイナスドライバーとハンマーがあれば出来ます。

 

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これが純正マフラーです。

まず、この4箇所のリベットを電動ドリルでもんで外していきます。

リベットの皿の表面が取れると

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こんな感じになりますので、メッキ外装のところと黒いサイレンサーの隙間に割と細め?薄め?のマイナスドライバーを差し込みこじっていきます。

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ちょっと強引なんですがこんな感じでやっていきます。

多少メッキの外装の内側に爪痕が残りますので妥協してください笑

妥協できないっ!って方はサイレンサーの穴に貫通ドライバーをぶっ込んで引き抜くという技もあるようです。

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でたぁ、これがサイレンサーです。

ちゃんと空洞というか、消音する空間があってサイレンサー効果はありそうです。

ちなみに

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この黒い煤のついてない部分というか擦れた部分がハマっている感じなのでこじる時にハマってる事を意識しながら回し抜いていくというか、すっぽ抜くようなイメージで抜くと抜きやすいです。

全体的にサイレンサーが、少し浮いてきて指が入るようになったら指で掴んでのの字を描くようにというか回しながら抜くとスポッと抜けます。

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汚いですね。

ここは、ブラックで塗るか磨くかするといいとおもいます。

なお、、リベットは最後マフラーの中に落ちてしまいますので

こんなツールを使って全部回収しました。

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先っぽから爪が出てきて掴めるやつですね。

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無事8個全部取れましたので安心です。

 

ちなみにバッフル有りの出口径は

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25mmで、バッフルを抜いた後は

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35mmです。

つまり、厳密に言うと出口が1cm広くなったし、サイレンサーとしての抵抗も無くなったので低トルクがなくなる可能性が高いです。

というか、どう考えてもそうなると思います。

キャブのセッティングを変更する程かどうかは分かりませんが。

音量はうるさいな…

なんというか、炸裂音系になってしまってブイツインのダッダッダッて感じより、ガガガガって感じになってしまいちょっと残念です。

そこで、とあるマグナ乗りの方の真似をさせて頂き改良することにしました。

用意したものはM5長さ30mmのネジ8本

スペーサー15mm

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4本入のネジが売ってなくて3本入だったため3セット買うはめに…

 

なんか前期はですね、マフラーエンドのキャップ?

これが付いてないってことなんですが、普通に私の初期型なのについていましたね。

なので、

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このマフラーエンドを使ってやります。

なんか結構大変でした。

私の持っているラジオペンチ?先が曲がってるペンチが微妙な曲がりでして

なかなかナットを締めることが出来なくて…

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簡単に説明すると

マフラーエンドにネジを通してワッシャーで浮かせてからマフラー自体に固定をするということです。これがまた大変で…

もしやるのであればしっかりと先が曲がっているレンチを使った方がいいです。

90度くらい曲がってるやつがあればそれが良いですね。

一応ネジ緩み止めのために

ネジロックをネジに染み込ませて起きました。

走行中に落ちてしまったりしたら大変ですからね。

また、マフラーは排気の熱も振動もきますし、なかなか過酷だと思いますので念には念をです。

 

肝心な音ですが、やはり、マフラーエンドに排気が当たるのでドドドって感じのサウンドになりますね。

マフラーエンド無しよりはマシかもしれませんが、結局排気の抜けは良くなってしまいましたので、抜けすぎが気になるようならスペーサー無しでマフラーエンドを浮かせないで直接そのままマフラー出口につけてもいいかもしれませんね。

まぁその辺は実際走ってみて低トルクが明らかに無くなってたらやってみようと思います。

 

っても、乗り出してまだ、数回でしかないのに低トルクがどんなもんかとか全く分からないんですけどね…

初っ端からやることじゃなかったかなぁ。

結構純正のマフラーが好きな人多いと思いますので、音量がもう少しと思ったらやってみるといいかもしれません。

 

という事で、早速走ってきましたが…

音がでかい。ちょっと音が気になって恥ずかしいです。

ちょっと近所迷惑な感じなので音量を下げたいと思います。

また、恐らくこれキャブを調整しないといけない範囲になっちゃってるかもしれません。

低回転とか低速でのギクシャク感があるように思えます…思えるというのは正直純正がどんなだったか…覚えて…いないといいますか。

しかし、もっとトルクフルだった気がするのは確かです。

また、アイドル回転数が上がった?下がった?ようで信号とかで止まる際に2速までギアを落としてますが、2速でトロトロ走るとエンジンが苦しそうと言うか、クラッチを切りたくなります、ストンっとエンストしそうなので。

でもこの仕様回していくと早いですね笑

まぁそりゃそうか。

マグナにはタコメーターがないのでなん速何キロで何回転なのかいまいち分からないのがこまる。

早急にタコメーターを取り付けたいと思います。

なぜなら、以前より早めにクラッチを切らないと低速でギアが繋がっているとボコついてる気がして。

私は普段TTなんかだと信号待ちとかで確実に止まる事がわかっている場合は4速で走っていればそのまま4速のまま回転が下がってきてアイドル回転数辺りでクラッチを切ってしまいますが、バイクだと2速まで下げないとダメなんでしょうか?

その辺ちょっとこれから乗りながら考えてみたいと思います。

2気筒とか単気筒だと中々低回転が苦手かもしれませんね。

それとも、私がギアを上げすぎてる可能性もありますね。

40キロのスピードで4速くらいかなぁ?って思ってましたけど3速でよかったかな?

こんなの見つけてきました。

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これは、マグナの車速に対してのギアとその回転数をグラフにしたものです。

40キロで4速だと…約3000rpmですね。

えぇっと私の感覚だと3000rpmも回してりゃ…と普段TTに乗ってて思うのですが、(TTは普段2000〜2500rpm)

バイクだと…もう少し回転数を上げてやらないといけないですね。

ということで恐らく普段の市街地なんかだと3速位でいいのかもしれません。

国道やバイパス等で4速、高速で5速位の感覚でいいのかもしれません。

もちろん感覚であり、道路状況に応じてギアを選択肢しなければなりませんが。

あまりにも低い回転数だとプラグがかぶるということもあるようですので…

そもそも、アイドル回転数がマグナは1300rpmくらいとの事ですからTTより、500rpmも高いわけです。つまり、3000rpm足らずでエンジンブレーキをかけるとすぐアイドル回転数になってしまうのでギクシャクするのかも知れません。

さらに言えば、TTは最高回転数が6800rpm位に対してマグナは11000rpmですから、そう考えても常用回転数も高くしなければ行けないかもしれませんね。

という事で、マフラーの話からだいぶ逸れましたが。

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こんな感じでいかがでしょうか?

こちらの方が収まりが良いようで。

 

音は…仕様を変更したのが夜でしたのでまだ聞いてません。

また今度エンジンをかけたいと思います。

という事で、

エンジンをかけてみましたが…

おおっー!

音量と端切れといい塩梅ですね。

これで行きます!笑

抜け感もおさまり低回転からグーっと乗りやすくなりました。

また、エンジンの回転が落ちてきてもスムーズにら落ちるので低回転域でのギクシャク感もなくなり良いですね。

と言う事で、マグナ純正マフラーのバッフル抜きでマフラーのエンドは付けるは中々いい塩梅です。

純正の音が少しおとなしいなと思った方は試してみる価値ありです。

厳密にはバッフルがない分抜けは良くなってしまったと思いますが、許容範囲だと思います。

お試しあれっ!

 

 

 

 

 

念願?のバイク乗りになってしまった…

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これは拾い画なんですが、すみません使わせてもらいました。あまりにもかっこよすぎて…!

そう、今回はバイクの話です。

私がまさかバイクに目覚めてしまうとは•••つい数年前までまったくバイクに興味がなかったのに•••会社にいる愉快で悪い仲間達が私に次々に新たなる趣味を植え付けてくれて今回もまんまと私はハマってしまうのでした•••笑

 

私のバイク歴ですが。私は16歳の頃友達に誘われて興味もなかった原付免許を取りに行き、友達は落ちたのに私が受かってしまって•••その後20歳くらいまで1度も原付にすら乗らず、ひょんなことから父親の2ストの原付に初めて乗って思いっきり交差点でバイクに体を持ってかれて人の家の門に突っ込んでバイク恐怖症になり•••それからバイクはもちろんのこと原付にすら乗ることが無いまま車しか乗ったことが無いまま約17年の月日が経ってしまいました。

 

そんな私はもちろんミッション付きの原付すら乗ったことがなかったのですが、会社の愉快で悪い仲間達がみんなバイク好きときてまして私も生まれて初めて原付のミッション車であるエイプ50

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というバイクをレンタルしてツーリングに行くことになりまして、借りる前日から体が震えるほど緊張したのですが(当日はレンタルの店員さんにミッションのバイクに乗ったことがない人はいませんよね?なんてハイパープレッシャーをかけてきやがるので顔が引き攣りながらもちろんと頷いたのは言うまでもなく…)しかし何とか案外普通に乗れてしまいまして。

これがたまらなく楽しくて、こんなにバイクって面白いんだなって。

それにミッションバイクがどうも初めて乗った気がしなくて。

私の父はバイクが好きでしたので、もしかしたら私のDNAの中に父親のバイクに乗っていた記憶が残っていたというか経験値が少しあったのかもしれません、とても不思議でした、乗ったことないのに普通に乗れてしまったし、とても楽しかった。

また行きたいなって思ったのですが、原付免許だけじゃ遠くへは行けませんし、30キロ制限では周りの仲間に申し訳ないので。

こりゃ普通2輪の免許を取るしか無いなと思い、免許を取ることになったわけです。

コロナ禍ということもあり、かなり教習所は混み合ってまして、実際去年の5月ごろに教習所に予約をしたところ•••

8月まで予約が埋まっていて•••実際には8月の終わりから教習所に通いだし、免許を取得できたのは今年の1月と•••

長い戦いでした。最長で1ヶ月弱教習期間が空いてしまったこともあり、その度に乗り方を忘れているんじゃ無いかと不安になりましたが、体が覚えているとはこのことで案外乗れてしまうのでした。

教習車のCB400?NC400?は重くて最初倒れてから起こせなくて免許取れないかも?と思いましたが。なんとか笑

平均台は最後まで苦手だったので時間は気にせず一気に2速で駆け抜けてやりました笑

まぁそれは良いとして。

 

まぁそんなこんなで今年は5月に我が愛車のTTの車検が切れてしまい(現在は再取得)、寂しくなったので維持費のかからないバイクでも探そうと思い立ったわけで•••

バイクって色々な種類があるんですよね•••車よりも趣向性が高いものですから。

見た目でもネイキッドやフルカウルやオフロードやアメリカン、ビンテージな感じやカフェレーサーみたいなものもありますし、エンジンだって空冷や水冷、単気筒や並列2気筒、Vツイン、V4、直4、直6や水平対抗、マニアックなところではロータリーもあります。

このようにいっぱい種類があって迷ってしまい•••

なかなか決められず•••

最初はカフェレーサー風のバイクがかっこいいなと思って探していたのですが、あの姿勢辛そうだな•••とか、車もそうですがスピードを出すよりもゆっくり景色とかを楽しみながら走りたいから速さとかよりも味のある単気筒でトコトコがいいかなとか、サウンド的には4気筒でぶん回してやった時の音が•••となりネイキッドの4気筒もいいなぁと思ったり。

フルカウルはちょっとガチ勢すぎる感じがして、私らしく無いなとか•••

そんな時アメリカンのチョッパースタイルがかっこいいなぁと思って。ハーレーはかっこいいなぁと前から思っていまして。

ブイツインの独特な鼓動感がいいですよね。

そこで運命的にも出会ったのがHONDA Vツインマグナ250でした。

これは•••文句無しにかっこよすぎ。

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アメリカンバイクは各社ありまして多すぎるので250CCだけで尚且つメジャーなので言いますと

ヤマハ

ビラーゴ、ドラッグスター

スズキ 

イントルーダー、マローダー

カワサキ

エリミネーター

ホンダ

レブル、ブイツインマグナ

とあるのですが。

抜群にマグナのボリューム感がたまりませんね。

抜群にでかいです。別にでかいバイクが良いわけではないのですが、タイヤが太くて後ろ姿がかっこいい。

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私は勝手にバイクはやはり漢カワサキだろうと思っていたのですが、このマグナに惚れてしまったわけです。

 

リアタイヤのサイズは150です、これは250の中では相当な太さですよ、そして純正マフラーがまたたまりませんよね、この跳ね上がってる感じ。何より足つきの良さは素晴らしいです、私は身長が小さいので助かります。

正直教習車は足付きが悪くて乗りにくくて•••なによりタンクの形状が嫌いで、なんでここ凹んでるのよって•••ニーグリップがしやすいってのはわかるのですが•••

そういう意味ではマグナのタンクは思わず摩りたくなるくらい良いプロポーションですね。

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マグナが気になり色々と乗る前から調べていくと、まずホンダのエンジンって頑丈らしいですね、そうそう壊れないらしいです。

また今回水冷エンジンなんです、この辺も迷ったのですが、初心者からすると渋滞とかに巻き込まれてもオーバーヒートとかしない方がいいのは確かです、そして水冷の方が要は組み付け精度が高くできますから、その分出力も高いですし、燃費もいいんですよね。

さらに•••このエンジンはDOHCなんですよね、高回転もなかなか得意そうですね。

レッドゾーンは11000rpmとのことです。

このVツインエンジン90度ブイツインというもので、通常ハーレー等のブイツインはもっと狭角で58度とからしいです、これは角度が狭い方が独特の鼓動感が出やすいからしいです、90度だと1次振動と2次振動を相殺できる?らしいです、というのも、このエンジンはMC15Eという形式のエンジンなんですが、VTR系列の車種に使われているエンジンなんですよね、もともと12500rpmまで回って40馬力を捻り出していたエンジンで、マグナ用にクランクを重くしてみたりカムをハイカムじゃなくしたりして中低域に振ったエンジンにしたらしいです、それでも27馬力とのこと。

実際に乗ってみると低トルクが強いからなのか180キロ近い車重を転がしているとは思えないほどっていうか、車重が180キロで私が60キロですから、240キロですね笑

とても乗りやすいエンジンでしたね、結構アクセルを開ければ回っていきますし。

シートが良いのか回しても全く振動が来なかったですね、ハンドルにもそうですけども。

単気筒だと結構エンジンを回していると痺れてくるとかってことだったので、流石に単気筒の250CCだと高速は辛いかなと思ってましたので、それを考えてVツインでやはり正解だったなと思います、まぁまだ高速をかっ飛ばしたことはないんですけどね笑

バイパスで80キロ付近まで出してみたのですが、全く振動はなかったので、高速でも問題ないでしょう。

私は基本的に高速は車でも80キロ以下で走るので。それにバイクじゃ100キロなんか出したら怖いですからね。

とかいいながらそのうち出すんだろうなって感じでしょうね•••

でもTTでも私はゆっくり走る派です、ダラダラと流すのがすきなんです

ということで、バイクもブイブイいわせるよりもゆっくりだらだらと流せるバイクにしたというわけです。

車もそうですが、私は路面と友達になるというよりはその景色の中に車と私を置きたいイメージと言いますか、別に早くそこを走りたいわけでは無いんです、どちらかというと良い景色があったら止りたいので、お気に入りの相棒とその時間を過ごしたいのです。

ということで、TTの面倒も見ながらブイツインマグナも可愛がらなくちゃいけなくなり、表面上は大変だと言いながらも楽しい時間を過ごせそうで楽しみです。

バイクは初めてなのでバイクの方も何か整備があればあげていきたいと思います、とりあえず、当分はフルノーマルを楽しんで•••と言いたいのですが。

既にデイトナ製のUSBで充電できるのを買いましたし、デイトナ製のリアサスも注文する予定です。

またタコメーターがないのでそれもデイトナ製で合わせようかなと。

 

シングルシートにショートフェンダーにしようかと思っていますが、まだ見た目はノーマルで。

しかし、、すでにハンドルは社外になっているので純粋に純正ではないのですが、当分はこのスタイルで行きます、そのうちチョッパーなスタイルやニューロッドなスタイルに変貌させるかもしれません。

これで土曜日の朝イチは3台の洗車になりましたね、嫁子供が起きてくる前に私のやりたいことは済ませておかないと•••

私は水回り系統の家事もありますので、起きる前に全てをクリアしていれば文句は言われないわけです。

 

話がそれましたが、私がマグナ250に惚れてしまったところをまとめますと

横から見て、前から見て、後ろから見て、見た目がとにかくサイコー

エンジンが長い期間使われている熟成されたエンジンで頑丈で安心感がある

足つきの良いシート高

乗ってみてサイコーだった

以上が主な理由になります。

最初のバイクで故障ばかりで乗れないとか足つきが悪くて疲れるとか腰が痛くなるとかだと困りますので、乗ってみて楽ってのはだいぶ重要ですよね。

今回試乗が4時間弱となかなか長きにわたってさせてもらったのですが、まったく疲れませんでしたね、むしろもっと走っていたいって思ってしまいました。

 

そこで、長距離なツーリングに行った際、満タン給油で何キロはしれるかざっくりと計算してみると、カタログ燃費は34キロとのことですが、まぁ実際値28キロくらいと考えて、タンク容量が11リットルですから、単純に計算してしまうと約300キロくらいでしょうか、十分ではありませんか?

とりあえず現地というか250キロ以内にガソリンスタンドのあるところへはいけるでしょう。

車と比べてバイクの良いところは気軽すぎますよね、車だとまず駐車場が•••とか渋滞が•••とか考えてしまいますが、バイクならそんなに関係ないですもんね、パッといって止められるし。

 

次回のバイクネタはツーリングが先か、いじりが先か。

ということで、風を感じながら走る楽しみのあるバイクの魅力も書いていこうと思います。

参ったなぁまた趣味が増えちゃった。

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TT車検切れ⇨車検再取得(初ユーザ車検)

長らく更新していませんでしたが、ネタがなかったわけではありません。
むしろネタがありすぎて…ちょっと色々とバタバタというか家庭のことや自分のことでちょっと色々とありまして。私の心はどこかに飛び去ろうとしましたが、何とか戻ってきました。

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この数ヶ月の間に大きな出来事として愛するTTの車検切れと車検の再取得がありました、私のTTは今までちょうどゴールデンウィークとかぶっていまして、不便だなと思っていたのですが、とある事情により、5月頭の車検更新日に更新をせず、一度車検が切れて先日7月11日に初めてのユーザ車検にて車検を再取得しました、つまり2ヶ月間車検切れで放置していたということになります。今回はそんな車検切れの話と再取得の話を備忘録として書いていこうと思います。

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まず、車検をどうして更新しなかったのか。

これには色々な理由がありまして

今まで車検の時にお願いしていたショップが預けていた民間車検場がとある理由により使えなくなってしまったことにより手続きが面倒になったことが一番の要因で、自分で色々と純正に戻さないとダメになってしまいました。
さらに経年劣化により、ヘッドライトの曇りが原因で車検に通らない可能性がある。その他純正戻しに少し時間がかかる為車検更新までに間に合わない可能性があった、なんせヘッドライトは両方で中古で5万以上するわけですからすぐにホイホイとは買えないし。ヘッドライト以外にも車検対応にする為には色々と純正に戻さなくてはならなくて•••と言ってもそこまで車検非対応てんこ盛りでは無いのですが、まじまじと見られるとというところです。



2つ目にこれが一番大きな要因ですが、家計的に一台にしようかというところ
が大きな理由であります。

現在奥さんの車と私の車で2台持ちでありまして、子供も大きくなったので家計を圧迫する車を手放そうということになりまして。
私の会社は古い会社でバイク通勤がダメなんですよね。
なので、ほぼほぼ私のTTは通勤の為に維持している(もちろん私にとっては違うのですが、奥さんからすればというところです)ので真っ先に車検が終わると当時に一台にしようという話になりまして•••じゃあ通勤は車でないとダメなので私が毎日通勤で使ってしまうけど大丈夫?と聞いたのですが、自信を持って大丈夫と言ったので•••
車検切れと同時に私はTTと致し方なくお別れする羽目になったのですが•••

私の読みでは妻のことだから、車が一台になったらなったで文句を言うだろうと思っていましたのでTTを完全に手放さず車庫にて保管することにしました。といっても手放して売れる車でもないんですけどね。
結論からすると思っていた通り妻がギブアップしたので車検取ることになったわけです。

 

私はこの2ヶ月間ただ炎天下に適当に放置していたわけではなく、保管前にガソリンを満タンにして、カバーライト社製の高級カーカバーを普段かけておき、2週間に一度エンジンをかけ3000rpmをキープしてプラグを焼き、エンジンオイルもしっかり熱を入れ、エアコンをかけ、電動ファンを回し、車を軽く車庫の中で前後し、タイヤに印をつけて同じ位置で駐車しないように心がけ、ゆっくりと車検対応にして行くことにしました、バッテリーを毎回カットするのはめんどくさかったですが、なんとか2ヶ月間バッテリーがもってくれてよかったです笑
毎回エンジンをかける前にかかるかドキドキしましたが。一度も怪しい感じはなく一発始動でした。

家の目の前で日中とはいえブンブンフカすのもなんだか迷惑だったので、早急に車検対応の為にもバッフルを買ってきて装着しました。

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あんな簡単なバッフルでよくまぁ結構音量が下がること、私のマフラーは現在低音系というよりはバババババって感じの乾いた中域の音が強めの音ですが、中域の音が削れて低音だけ残ったようなボボボボって音になりました。

しかし、カバーって素晴らしいですね。
2ヶ月間の間に雨が降る日もありましたが、全く汚れてませんでした。

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今回TT8N用は無かったので2代目TTの8J用を買いました。

8Jの方が一回りでかいので私のエアロ付きTTでも入るだろうという算段でした。

予測通りピッタリでしたね。

恐らく、8Jはミラーがたためると思いますが、8Nは畳めないのでその辺が盛り上がってしまった感は否めませんが。

またこれは車両の下をワンタッチで止められる紐がついていて風等で飛ばされないようになっているのが良いですね、さすが高級メーカーだけあります。

5層のカバーでその辺の安い薄っぺらいカバーとは大違いです。

せっかく買った訳ですし、これから炎天下になる夏本番が来ますが、私の駐車場は屋根がないので•••今後もこのカバーを有効活用し夏の紫外線から守りたいと思います。

ほぼほぼ土日はTTは動かないので…

というのも私は基本的に籠の鳥状態なので中々出かけるとかは出来ないので笑

出かけるなとは言われたり言われなかったりしますが、出かけて帰ってきてものすごく機嫌が悪くて八つ当たりされるのが嫌なので。

朝方早朝にドライブするのも良いのですが•••まぁ通勤の行き帰りで遠回りして普段ドライブしてますからねぇ。

土日は洗車したりちょっと調整とか新しいパーツをつけたり、補修するのが日課です。

 

 

さて、話が逸れましたが今回私は初めてユーザー車検をやってみました、今まではお世話になっているショップにお願いしていて、車検が通るように整備をしてもらって12万弱でした
車検整備とブレーキオイルとエアコンフィルターの交換込みです。
なので別にそこまで高くもなく安くもなくと思っていました、正直普通車で3ナンバーでの車検は大体10万くらいかかるものと思っていたので。
いつしかディーラーかなんかに出したら30万くらいってふかされた思い出が…

ただ、今回自分で車検を通してこんなにも安いのか!!とびっくりしました。

 

25ヶ月で入った自賠責保険が18000円弱
これ、安くありません??
過去の自賠責見てみると25000円くらい取られてましたので、なんで今回こんなに安いのでしょうか?

と調べたところ今年の4月から安くなったらしいですね。ありがたい。

車検取得のために自走するので仮ナンバー発行が750円

重量税と検査料が40100円
テスター屋さんにて光軸調整やら全てやってもらって2200円
ということで•••
全部含めますと合計6万弱になります。



意外とユーザー車検って簡単でした。

私の場合は車検も自賠責も切れてしまったので、まずは検査場にいくために自走するので、仮ナンバーを取得するわけですが、これは市役所で取得します。

しかし、仮ナンバーを取得するに当たり、自賠責保険の加入が無いと発行してもらえないので、まずは手っ取り早く近くのガソリンスタンドで自賠責保険に加入します。

車検が切れてしまっている車の車検証を持って行けば大丈夫です、私は東京海上から今回は損害保険ジャパンになりました、この辺は別にどこでも良いとおもいます、なぜなら会社によって値段が変わることはないので。

24ヶ月と25ヶ月があるのですが、私は念の為に25ヶ月にしました、なぜなら、今日の日付で入って、24ヶ月だと仮に今日車検を取得できなかった場合、次の車検満了日まで自賠責が足りなくなってしまうので。

なので、大体1ヶ月の余裕をもたせているみたいです。

私のTTも先月6月の頭までに車検を取得しようとすれば自賠責は切れていなかったので、そのまま仮ナンバーをすぐ発行してもらえたのですが…

 

因みに仮ナンバーは最長でも5日間しか借りられないようでした。

普通に一ヶ月間借りようとしたらダメですって言われました笑

仮に車検に合格しなくて整備工場にとなる場合は一度返して再度申請らしいです•••

因みに、使用期限が5日返却期限が+5日で最大10日は手元に持って置けるみたいですね。

返却も平日じゃないと?と思って聞いたのですが、土曜日の午前中か夜間の返却で大丈夫とのこと。

それなら安心ですね。

しかし、検査場は平日しかやっていないのがちょっとネックなんですが、事務所に行って重量税やらの印紙の貼り付けてある紙を3枚ほどもらってただそれに見本通りに車検証に書いてあることを丸写しするだけです。
因みにこの書類作成の代行で2000円も取られてしまうなんて•••私はさぞかし難しくて細かくてややこしい書類なんだろうなと思っていたのですが拍子抜けです。
簡単に言えば、車検証に書いてある車番、車台番号、住所、名前を3枚の書類の各項目に記入するだけです。
とても簡単でした。


あとは•••、時間になったら車検をしてくれるレーンに並んで車検を受けるだけです。
ちなみに、本当は予約が必要らしいのですが•••私は全く知らなかったのでそのまま行ってしまいましたが普通に受けることができました。たまたま火曜日だったから?空いていたのかもしれません。
それでも、いっぱい並んでいましたが。

 

なんの問題もなく車検検査ができるならテスター屋さんに行く必要はないのですが、私はまぁまず初見で受かる気がしなかったので、本車検を受ける前に近くにあるテスター屋さんに行き、スピードメーターとの差異のチェックと光量、光軸、排ガス、サイドスリップを見てもらいました。このうちサイドスリップは1回目2回目と見てくれてなかったようで、3回目に見てもらったらまんまとずれていたという•••最初に見てよ笑

フルコースでお願いしたんだから笑

テスター屋さんはとても優しくてありがたかったです。
一回2200円(諸説あり4400円のところもあるみたいです、私の先輩から聞いた話では2200円握りしめて行けって事)なんですが、その日なら一度払ったらその後も面倒を見てくれます。
ありがたい!


テスター屋さんにて1回目は光量が足りなくて•••

ロービームは無理ハイビームも怪しいなって言われて、ハイビームのバルブは純正色というか電球色のほうが通りやすいってことだったので、すぐ近くにあるオートバックスで電球を買ってきました。燃えるような炎天下で熱々のエンジンルームと戦いながらバルブを交換して再度テスター屋さん(2回目)で見てもらうことにしました。
バルブを交換したところ、なんとか通りそうな気がする•••ということで本車検に挑むことにしたのです。
が•••もちろん初めてのユーザー車検はそんなに甘くはありませんでした•••。
私が主に通らないと思っていたマフラー音量や光量、エンジンルームが純正とかけ離れているから•••とかそんなもんは全く問題なく•••
まさかのハミタイ判定とサイドウインカーはシーケンシャルではダメ、サイドスリップという3点で不合格になるのでありました•••
あんなに純正に戻したのに?ホイールスペーサーも取ったのに??アライメントもとってあるのに?そこかよって
なんかハミタイはですね、タイヤの頂点だけじゃなくて分度器みたいな半円の定規をもちだしてきやがってフェンダーにその定規をあてがえてフェンダーの横サイドというのでしょうか、そこからタイヤがはみ出ていたらダメとのことで•••盲点でした。
しかも•••また微妙なところで精度差みたいなハミ出具合。左のフロントとリアの右が若干はみ出ているという判定で。
これは工業品の誤差の範囲だろ•••そもそもアライメントをとってキャンバーもトーも0度にしてもらっているのに•••
フェンダーが若干後ろつぼみの形状になっていて、タイヤの後ろ側がはみ出てしまうのでした•••
そんな微々たるはみ出しはダメなのに。鬼キャンとかして分度器より下が強烈にハミ出ていても車検に通るという謎。
ということで腹が立ったので先輩に相談したところ、フェンダーに両面テープを厚みが出るように貼り付け疑似オーバーフェンダーにして通す作戦にしました。

これには検査員の方もハイハイもうわかったという態度だったとのこと。
というのも、車検1日目はもう時間がなくて、とりあえず車検場を出てテスター屋さん(3回目)でサイドスリップを調整してもらい、サイドウインカーは手持ちがなったので家に帰ってからまた来ると1時間以上かかるので、次の日たまたまおやすみだった先輩に車検場に再度行ってもらうことにしたのです。
大変助かりました。ここでもお礼を言わせていただきたくおもいます。

ということで•••無事車検を取得できました。

1度車検を受けると、2週間の間は合格判定を貰ったところの再検査はしないみたいです。

つまり、今回無事通った車高やマフラーの音量やエンジンルームや光量など大丈夫だった箇所は検査無しです!

つまり、今回落ちたハミタイ対策、サイドウィンカーを点滅式に、そしてサイドスリップさえちゃんとしておけば受かると言うことです!

つまり、サイドスリップは既にテスター屋さんにて修正してあるのでおk

サイドウィンカーも家にある純正品に変えればおk

問題はハミタイ

フロントタイヤはスペーサーが25ミリ入っているのでまだまだ余裕があるのですが、リアに関しては10ミリのスペーサーが入っていてアウト

しかし、スペーサーなしだとブレーキキャリパーと干渉するのでダメで、5ミリでもダメでした、そこで5mm+1mmの6ミリで勝負に出たところ大丈夫だった、というか目視範囲でギリギリかなってことでリアには両面テープ擬似オバフェンを付けたのですが笑

まぁなんにせよ車検に通ったわけですから良かった良かった。

車検用の5mm位のバーフェンでも買っておこうかなって思います。

純正タイヤもあったのですが、かれこれ10年ほど放置してあるのでタイヤのクラックがすごくて怖いので辞めておきました。

純正タイヤにはそのうちスタッドレスを…と毎年思っているのですが田舎の割に雪が降らないので…

 

しかしこの二ヶ月本当に毎日の通勤が退屈で、快適なんだけどつまらないと言いましょうか。
TTに比べ車内は広いし、荷物も乗るし、エアコンもよく効いてナビもついていて、オーディオだって勝手にブルートゥースがつながってバックカメラもあって快適でしたが、何かが足りない。

そもそもオートマは疲れます。
エンジンブレーキが超絶効かないのがなぁ。

いちいちブレーキペダルを踏まないといけないのもたるい。

そしてやたらと後ろから煽られる気がする笑

これはルームミラーの倍率?が辺ですね、後ろの車の車間が近い気がして疲れる。

そして一番の問題は全く楽しくない。通勤なのか、ドライブなのか。同じ会社に行く道のりもこのただの会社までの移動手段としての運転なのかドライブかでは大きく毎日が変わります。


さらに嫁さんの車に乗っている時は雨の日なんかだとこっちはチャリで大変だなんだと片道10分くらいの距離で言われましたし。最近はこの暑さですから暑くて地獄だとか。
私からすれば仕事中雨でも炎天下でも私は外にいるのですが•••

でも車が一台でそれで良いって言ったじゃんという一悶着もありまして。
あんたが仕事の通勤で使ってしまうと普段の生活で車がなくて不便だなんだと言われ、段々と車検を取らないと言っていた頃とはだいぶ違う話になってきてしまっていました。
やはり、田舎は車2台もしくはバイクと車の二刀流でないとダメですね。

まぁそんなこんなでTTを復活できてよかったなぁというところです。
このTTに乗ってる仕事の行き帰りが息抜きでもありましたので、仕事やプライベートで嫌なことがあってもTTでとりあえず走り出せばどうでも良いことになるくらい良い相棒なんですよね、当たり前の様にかれこれ10年ほどの付き合いで毎日のように乗っていたのに急に乗れなくなるといかにこのTTが自分にとって大事な存在だったんだなとしみじみ思ったりしたわけです。
一時期はもうこのまま乗れないが仕方ないなと諦めたこともありましたが、改めてまた乗るといい車だなと、まだ当分こいつとはさよなら出来ないなと思うのでありました。

そして、私は思います、何か夢中になれることや情熱を注げる事は簡単に手放してはいけないなと。


ということで、最後に今回私が車検を通す為に仕様変更した箇所を書いていきたいと思います。
1、ヘッドライトを磨いた。←磨いたのはテスター屋さん笑


2、ハイビーム球を電球色にした

f:id:MintVanilla:20230719204834j:image←光量が下がっていた可能性があったのと電球色が良いとのことで。たぶんロービームを古くなってきてるかもとのことでしたので、後日交換したいと思います。
3、スペーサーを外してハミタイじゃなくしフェンダーに疑似的なオバフェンを作った

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←なぜか4輪中前後片側だけはみ出てしまったから苦肉の策で右後ろはスペーサーを抜いてもはみ出ている判定だったため疑似オバフェンで対応
4、サイドウインカーを点滅式の純正に戻した。

f:id:MintVanilla:20230719204717j:image←サイドウインカーがシーケンシャルだとダメだなんて知らなかった笑

5、マフラーにバッフルをいれて音量を抑えた

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←BE FREE社製から出ているRX−8用のステンレスストレートマフラーをワンオフして作ったので太鼓なしですし、JASMA認定も無いマフラーでしたが、バッフルを入れるだけで音量は大丈夫だった模様です、この辺も測られてないんですよね、排ガス試験の時に測っていたのかもわかりませんが。

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TT8Nはセンターマフラーがあるのでリアピースのみフルストレートでも音量は十分に下がっていた可能性はありますが•••個人的には結構朝夜と迷惑かなぁと思う音量です、TT8Nの初年度登録が平成12年なので、96dbに抑えなくてはならないはずですが•••大丈夫だったのだろうか、ちなみにアプリの騒音計アプリだとギリギリ、3000rpmくらいで88dbくらいでしたので、アイドルは結構下がって70dbくらいでした。
まぁ携帯のアプリなんで怪しいところですが•••

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6、運転席を純正シートに戻した。←バケットシートても裏に布を貼ればいいらしい、布団でも良いとのこと笑

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倉庫に閉まっておいたらカビが…

拭くのが大変でした。

7、テールランプを純正に戻した。純正テールにスモーク仕様だった為。
8、オイルキャッチタンクorクランクケース減圧システムを純正に戻した。
これはやらなくて戻さなくてもよかったかもしれません。なぜならエンジンルームは見られなかったからです。
ボンネットを開けることがなかったのです。
ただ、今回はたまたまだった可能性もありますので実際は純正とかけ離れている場合なにか言われるかもしれません、有名なものではブローオフバルブの類を大気解放していたり、ブローバイガスを大気解放していると車検に通らないということですので。
私はこの辺は全部ちゃんといじっていても吸気ラインに戻しているので問題はないのですが。
となるとエンジンルームを開ける気がするのですが•••たまたま見落とされてしまったのでしょうか??
たしかに他の車はエンジンルームをあけてみていたきがしますので•••
次回の車検でも一応なるべく純正仕様にもどしていきたいとおもいます。
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これから

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ここまで戻してエンジンカバーをかけてパッと見純正風にしました。


車高は実は私のTTは車高が低そうに見えるだけなので実際9センチ以上を確保している仕様です。なので今回は車高は9センチ以上あるものの、念の為に上げていきました←これがタイヤがハミタイした可能性あり。

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車高が上がると車両前後からみるとタイヤの上が開いてきますよね、キャンバーがポジキャンになるわけです、つまり車高をあげてしまったが故に若干タイヤがはみ出ている仕様になってしまった可能性が高いです、なので、最低地上高をクリアしている場合は無闇に車高をあげて行かないほうが吉かもしれません。

とまぁ他人が見る限りアウトな車かもしれませんが、意外と車検に通る仕様だった私のTTでした。

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このTTを最初に車検に出す時に色々なショップを回ったのですが、とあるショップにはこんなことを言われていました。

ボディーカラーが純正じゃないから車検に通らない←ふぁ?
エアロがついているから通らない←車幅がオーバしてなくて車高も大丈夫ならおkでしょうよ
ということでこれだけファンタジスタなカラーでいじりまくっているように見える私の車をみてショップ側も面倒そうだなぁと思っての適当な言い訳だったのかもしれませんが、おかげで私的にはだいぶ車検は敷居の高いものでした。以前の車はディーラーに任せてしまっていたので。
しかし、割とすんなり自分で車検場に持っていき車検に通ってしまったので今後は自分でユーザー車検で通すことにします。
平日に休みが取れて尚且つ車検項目を自分でクリアできればライン作業みたいな感じです、レーンに並んで、進んで大きな画面に出てくる案内にそってやるだけですし、初めてきましたっていうと検査員の方が一名つきっきりで一緒にやってくれるので安心です。

注意点といたしましては私の住んでる地域の管轄の車検場はレーンが全部で5レーンあり、その中で4WDに対応しているレーンは2レーンしかありませんでしたので注意が必要です。
スピードチェックはメーター読みよりも若干低めでボタンを押したほうが良いです。

ハミタイ防止として確実に入っている範囲まで入れたほうが良いです、車高を下げている場合、それに合わせてアライメントをとっている場合は車高を上げることでポジキャンになり、タイヤ上部がフェンダーからはみ出る可能性があります。

それ以外は結構アバウトというかあんまり見ないんだなぁと思いました。
結構アウトだろう!っていうスイフトとかFDなんかも普通に通っていて私の車なんか色以外は割とまともというか•••デカイGTウイングとかついてないし凄まじいいネガキャンがかかっているわけでもなく、ハイパーシャコタンでもないので普通車なんだなと再認識した次第です。私はてっきり外車+変な色+純正とかけ離れた見た目ということで徹底的にエンジンルームまでマークされるのだろうと思っていたのですが•••大丈夫でしたね笑

先輩曰く数人集まってくると思うよって言われたので。

ということで、思ったよりユーザー車検は敷居が低く初心者にもちゃんとやり方を教えてくれるので、車検に通る車であればぜひ自分でユーザー車検をすることをおすすめいたします。
もちろん預けるだけの車検ではなく自分で車検場に持ち込んだり書類を書いたり、検査を行うレーンに並んだりと1日かかりですが、それでも何万円も安く済むのであれば上出来でしょう。



浮いたお金で何ができるか、と考えるとユーザー車検絶対おすすめです。

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SMC ZSE-01-30-25M

 

タイトルだけ見るとなんだ?

と思うかと思いますが、クランクケース内圧用に購入したSMC社の圧力計です。

オイルキャッチタンクでも何かとお世話になっているSMC社ですが、型落ちしていて安かったので購入しました。


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1000円です。

如何せん古いので取説がありません。

何とか探し出したのは英語のでした。

何とかそれでいじっていきます。

スペックです。

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私のはZSEのほうですね、ISEは負圧のみの、計測です。さらにメガパスカルってのは車には使えないですね笑

これを選んだのは電源がDCなんですよ、ACではなくて。

だから車のバッテリーから普通に使えるのでこりゃいいなと。

これが簡易的な設定マニュアルです。

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真ん中のボタンを長押しすると設定モードに入るみたいですね。

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最初の項目は液晶の色です。

写真では緑の照明ですが、赤にも出来ます。

さらに、設定した値のセンサーOUTのスイッチオンオフでそれぞれ色を変えられるようで

ONで緑、OFFで赤や、ONで赤、OFFで緑

はたまたONOFF緑 ONOFF赤も出来ます。

 

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このスイッチのオンオフがイマイチわからんのですが、ヒステリシスって機能とウィンドウコンパレータってのが出来る用で?

ちょっと何言ってんのか分からないんですがとりあえずヒステリシスで使ってますが、たぶん、ある設定の圧力を超えたら何かのスイッチをONにする、逆にOFFにする、ってことなんだと思います。また、設定の範囲内にある時はスイッチONまたはOFFで範囲を超えたらONOFFをするってことなんだろうな?勝手な解釈をしてますが、なんにせよ私はリニアな数値が見れればなんでもいいので特になんの設定もしてません。今度ウィンドウコンパレーターってのにもしてみようと思います。

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その次の表示タイプ?の設定は分からないのでパス

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表示レスポンスを最大にセットしました、2.5.20.160.640.1280とありますが、多分単位がmsなんで1280msで1秒ちょいのサンプリングタイムだと思われます。

そうなると、640以下なら1秒以内ずつサンプリングしてくれますが、どうせなら1番早い方が助かるので2.5にしました。0.0025秒です。

つまり、リアルタイムです。

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オートプリセットセッティング

これもスルーです。

 

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これがその前項のプリセットの設定だと思われます。

スルーしました

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モニターキャリブレーションとロックはスルーで

最後ですが、セットした時-0.4とでてたので上ボタンと下ボタンを両方同時に押してゼロリセットしておきました。

 

 

 

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こんな感じでセットしました。

結構位置は悩んだのですが。

配線しやすい所に落ち着いたというのが本音です。

埋め込んだり出来れば良かったのかもしれませんが、そんな元気はないし、近頃純正の内装に穴や傷を付けないようにしてます。

昔の私なら間違いなく穴開けてましたね笑

そんなこんなで数値をみてみますと、kPaですので-22.8kPa減圧されています。

最大で-26.0kPa減圧されてる時がありました。

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たぶん、オイルの粘度がまだ緩くなってない頃のようで完全暖気後は-18kPa〜-22kPa辺りで維持しています。

私が今まで使っていたHKSの連成計は針のズレとイルミがつかないのと、フルスケールなので見ずらいのがあって、正直私からすると動きの方向性を見やすいアナログメーターよりも今回の実際の数値がわかりやすいデジタルの方が視認性がいいなと思ったのです。

結局のところ、クランクケースが普段通りの負圧がかかっているのか、正圧になってしまってないか、その確認なので動きの方向性はどうでもいいのです。

実際今回走ってみてわかったのは過給している時クランクケースが僅かに正圧になっていました。

その数値最大0.10kPaです。

微々たるものかもしれませんがそれでも正圧になっていることは確かです、ほとんど大気圧ですが。

そこで、過給している時も少しでも負圧になるように、たとえ-0.10kPaでも負圧になっていてくれればクランクケースのガスは少なくともスムーズに排出されているわけです。

という事でまた課題が増えてしまったので近々またクランクケース減圧シリーズの見直しをしたいと思います。

 

初めてのGulf OIL

Gulfオイルも中々有名な所だと思ってましたが、1度も使ったことがなかったので使ってみました。
というのも、今まで使っていた

Valvoline VR1 (以下VR1)が値上げが止まらず遂に1クォーターボトルで1000円を突破してしまったので、結局5本で5000円位するので、それならほかのオイルでもと言うことで古巣のMobilCastrolかと思っていましたが、私はCastrolよりMobil派です、Castrolは美味しいところが短い気がして。
Castrolはホムセンで馬鹿みたいに安く売られていて手に入れやすいのですが…
Castrolならホムセンで5w40のFX-80が2980円です。
Castrol EDGE RS なんかも安い時は2980円で売られてますね。
Mobilだと5w40のMobil-1は4900円くらいですかね。あんまり安売りしてるイメージはないです。
しかし、なんでそんなにCastrolは安売りされているのでしょうか?
そこでMobil1の5w-40かなぁと思っていたのですがGulfの5w-40も選択肢に出てきました。
物は試しで使ってみようと思います。
余談ですが私はこのGulfカラーが結構すきです。
このスカイブルーとオレンジの配色が良いですよね。
そんなGulfからスタンダードなモデルのアローGT40をチョイス。
ネットで5680円でした。

今回はフィルターも交換することにします。
このGulf ARROW GT40は全化学合成油ですね、エステルが若干配合されているらしいです。
ちょっと前まではPAOとエステルだったらしいのですが、今現在はPAO+VHVI+エステルらしいですね。

結構元々のオイルの色が茶色いです。VR1なんかは元々のオイルの色は金色というか透明というか、サラダ油みたいな色なのでこんなに初っ端から茶色で大丈夫か?と思う感じです。

さすがに抜いたオイルは20w50でしたからドレンボルトを引き抜いた時にジャーっと勢いよく出なくて真下にトポトポトポといった感じの重い感じでしたね。
そして、真っ黒でした笑
前回は8月の終わりに変えてました。
距離にして約3000kmなんですが、こんなに汚れてるのか、と正直思ってしまいました。


しかしながら、油圧は全く落ちてなくて新油の時の100度の数値30PSI(2.1kPa)から変化なしでした。鉱物油ですが、VR1はとても良いオイルです。
こんな良いオイルが昔は600円台で変えたんだもんなぁと昔は良かったなぁ笑
4リッター分で2500円くらいですからね。今じゃ倍近くするわけで。

 

今回まだもう少し冬が終わるまで交換しなくても行けるかなぁ?と思ったのですが、それよりも寒波の影響で普通に朝-6度とかになりよるのでこりゃ20wはきついなぁということで急遽交換。
読み返すと前回のオイル交換でも触れていましたね、今度は違うオイルにしようと、そして粘度は5w40位が良いなと。
予定通りです笑
そして調べたところ純正のオイルの粘度が5w40ですから今回がちゃんとした規定のオイルの硬さですね。
これなら冬場も問題ないでしょう。

抜けたオイルは3.5リットルくらいでした。
4リッター缶満タンにならなかったので。
入れたオイル量も4リットルで終わりにしておきました。
ちょうどオイルディップゲージの真ん中より少し上位です。

オイルフィルターはいつものミニクーパー用のOF-MIN-1を使っています。
純正は背が高いので私のようにサンドイッチブロックを使っているとなかなか狭いので。
背が低いタイプを使っています。
容量の小さいオイルフィルターを使っている訳ですからそれなりに弊害がありそうですが、今のところそういった弊害は見えません。長く使っていると何かあるかもしれません。
しかし、私のようにちょこちょこオイル交換を行うような人は自ずとフィルターの交換も早いスパンで行われるので大丈夫じゃないかな?という所はあります。
小さいオイルフィルターを使っておいて2万キロオイル交換しないでしかも2回に1回の交換だとそりゃ何かしら弊害がありそうな気がしますね。

フィルターはエアフィルターのように大きいサイズの方が抵抗が少なくなるでしょうから、フィルターが目詰まりしてフィルターに油圧がかかり過ぎた場合バイパスすることになるので濾過されなくなってしまいますのでね。
ただ、そんなにフィルターを詰まらせるほどゴミがエンジンオイルに入ってしまうんじゃ何かほかに問題がありそうですけどね。

今回は作業時間を計測してみました。というのも、中々この作業に時間がかかるイメージがあって時間がある時にやらねばなと、そしてもって寒いからあんまり外にいると寒くて死ねるなと思っていました。

作業的には

  1. アンダーパネルを外す
  2. オイルドレンを開けオイルを排出
  3. その間に他の作業やオイル交換の準備。
  4. オイルフィルターを交換
  5. オイルを入れてエンジンを掛けて漏れがないか確認
  6. アンダーパネルを付ける
  7. 油量の確認

これで大体1時間くらいでした
意外と短時間で出来るんだなと思いました。
アンダーパネルを外すのが一苦労なんですよね。

VR1は外気温-4度くらいの時の朝イチでゴールドスタートで100PSI(約6.8kPa)以上かかっていまして、さすがにそんなに油圧がかかってたらどうなんかなと思っていました。
もしかしたら朝イチは油圧がかかりすぎてリリーフバルブが開いてオイルフィルターを通ってないのでは?と思うくらいに。
今回のGT40の朝の油圧は70PSI(4.8kPa)

こんな感じでやはり若干低いですね。
今朝も-4度でしたからそれを考えてもやはり、油圧が低いですね。
こちらは100度付近の油圧です。

30PSI(2.1kPa)を少し下回るくらいです。VR1も同じくらいでした。

肝心のフィーリングですが、わかりません笑
強いて言えばVR1より暖気時間が長い。
中々油温が上がりません。
確かに今朝は相当に冷えましたが、こんなに時間かかるとは思ってませんでした。
いつもエンジンをかけてシートベルトして、そのままゆっくりと出て、水温が70度を超えるまでは2000rpm以下で過給しないで走り、家から約4km先のバイパスに着く頃には水温は90度、油温が70度くらいまで上がって来てるはずでしたが、まだ水温は70度くらいで油温は50度以下でした。
私の油温計は50度以上からしかモニター出来ませんので、要するに針が動いてなかったんですよね。
仕方なくバイパスでも暖機運転を続けることにしました。
もちろん、この時間帯は朝5時半頃でまだまだ車がいない時間帯ですからだらだら走れる訳でして交通量の多い時間帯はしっかりと周りの交通の流れに沿って走ることに決めています。
上記のことから私は混む時間に走りたくないので出勤時間が8時半であろうと6時くらいには会社にいるという生活を送っています。
空いてる時間帯は信号のパターンに合わせて自由に走って40分くらいで着く所、混み合う時間帯に出ると普通に1時間くらいかかってしまうので。
私からすれば毎日おなじタイムスケジュールで行動した方がリズムが崩れなくていいですし、仕事前に余裕のある方が仕事モードに入りやすくて良いんですよね。
と話が逸れましたが今こうして綴っている最中に思い出しましたが、昨日私は洗車してまして、どうしてもグリルからラジエーターにも水がかかるわけですよね。
それでそのかかった水がさすがにラジエーターは拭けないので夜中に凍るわけです。
そうなると、ラジエーターに氷を付けて走ってるようなもんですよね。そうなると中々暖気が終わらないんじゃないか?とも思いましたので、次の走行辺りで真価が見えるかなと思っています。

 

ということで、2回目の走行ですが、やはり、何となく?暖気に時間がかかってる気がします。

VR1はそんなにタペット音が気にならなかったのですが、若干気になるくらいの音量になりましたね。

でも、エンジンの回転はスムーズかつ苦しくなさそうに回ります。

良い感じですね、VR1の時はちょっと苦しそうでしたからね。

やはり、柔らかい分ちょっとその辺のフリクションは良くなっていますね。

いいエンジンオイルです。

次回もこのGulfのエンジンオイルにしようかなと思います。

でもなぜ暖気に時間がかかるのでしょうか?

オイル自体が熱を発散させるというか吸収しにくいのでしょうかね、水温は70度を超えているのに油温はまだ針が動いてません(50度以下)VR1より油温の上がり方がマイルドな気がします。

しかも?

VR1よりも油温が上がりにくい感じがしてます。

結構冬でも渋滞にハマるとスグ110度以上まで上がってましたが、100度辺りをウロウロしてますね。

あとは低トルクが若干減った気がします、アタック感というかその辺はやはりVR1は硬かったですし、何より鉱物油ということでそもそものオイル自体の分子の大きさが大きいので多めにピストンリングにまとわり着いて密閉してくれていたのかもわかりません。

エンジン負圧は-70kPaですかね。

調子いい時は73kPa位なので少し下がりましたか?

この辺りはその時の気圧とかにもよるのかもしれませんし、この間のPCVを使ってのバイパスが効いてるかも分かりません。

3回目の乗り味

何度か乗ってみるとやはり、冷間時はかなり違いますね。

VR1は暖気中ですって感じでしたが、GT40はそういう感じはしませんね。

やはり、エンジンオイルが温まりにくいですね。

なかなかいいオイルです。

あとは耐久性ですね。

 

 

 

クランクケース減圧に付いて考察

色々とクランクケースの減圧や、処理方法等を模索してきましたが、そろそろ長いトンネルの出口が見えてきました。というか色々とやって疲れてしまったので終止符を打ちたかったのでここでブローバイ経路についてまとめてみようかと思います。

現在の車の大半が再循環式とクランク室掃気型の二種類だと思います。



一般的な車のクランク室掃気型の簡単な図を作ってみました、もしかしたら間違ってるかもしれませんが•••

一般的な車のクランク室掃気型の負圧走行時のブローバイの流れ

 

一般的な車のクランク室掃気型の過給時のブローバイの流れ





こんな感じだと思います。
これは過給機つきエンジンでの話です。
過給機つきでもNAでも大体のブローバイガスの流れは同じだと思います、強いていえばNAは基本的にはインマニ圧は正圧にはなりません、あるとすればエンジンを思いっきり高回転までぶん回したあと一瞬アクセルオフしてすぐさま間髪入れずにまたアクセルを全開にすれば一瞬正圧に入ると思います。
これは吸気慣性によるものです。
話がそれましたが、このようにエンジンのヘッド側とクランクケースからそれぞれ、PCVを通ってインマニに向かう経路とエアクリーナーまたはその先のサクション部に行く経路が独立していると思います。(たまにエンジンヘッドから2系統独立で出ている車もあります)
これにより、インマニが負圧である時はエアクリーナー側から新気を取り入れてクランクケース及びエンジンヘッドを新気で掃気してPCVを通ってインマニに入るという流れになるわけです。

 

 

しかし、VWグループのひと昔前の1800cc 4気筒5バルブターボエンジン(以下1.8Tエンジン)の場合、エンジンヘッドとクランクケースから直でブローバイを排出する経路があり、さらにこの経路はサクション部から繋がっているパイプとインマニに繋がるPCVに繋がるパイプが独立していなくて同じラインにあるのでインマニ負圧に導かれた新気がサクション部からエンジンヘッドやクランクケース内を通らずそのままPCVに導かれてインマニに入ってしまう流れなのでクランクケース内に新気を通す気は無いようです。
また過給している時はインマニが正圧になりサクション部の吸気負圧でエンジンヘッドからとクランクケースから同時にブローバイガスを吸うという流れです。

1.8Tエンジン負圧時ブローバイ経路

1.8Tエンジン過給時ブローバイ経路


図で書くとこんな感じですね。
全くもってエンジン内に新気を通す気はさらさら無いように思えます。

再循環式は軽自動車等には現在も使われている一般的なブローバイガスの処理方法で単純に出てきたガスをエアクリーナ付近に戻してエンジンが吸った空気に混ぜてエンジンにぶち込み燃やしますってやつです。
PCVがついていないやつです。

しかし、これだとスロットルまでの経路が場合によっては汚れますしエアクリがブローバイガスで汚れるって事があるようですね。


ではなぜこの1.8Tエンジンがそのような構造なのか。このTTは2000年初期の車でありながら最新?の装備が付いていまして。

それがクランクケースの減圧です。もちろん、巷で言われるほどの強烈な減圧では無いものの確実に大気圧では無く負圧がかかっている模様です。

それを可能としているのがこの部品です。

 

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名をクランクケースプレッシャーブリーザーバルブと申します。

名前の通りクランクケースプレッシャーということですから圧力、そしてブリーザーバルブですからオイルの分離を行うバルブです。

これが無いと過給時にオイルがおもっきりサクション部に入ってきてしまってタービンからインタークーラーからスロットルからオイルまみれになってしまいます。

とても大事ですね。

パッと見ただの円盤の着いた物ですが、ちゃんと機能しているものは写真で言うところの右側から息を思いっきり吸うとバルブが閉じて抵抗を感じるはずです。

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いわば、第二のPCVと行っても過言ではありません。
強く吸っても抵抗を感じない場合は壊れていて機能を果たしていません。交換した方がいいです。

 

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内部構造的にはダイヤフラ厶式のバルブですが、絶妙なバランスというか色々と凝った造りになっています。今回はその辺の話は端折ります。

要は負圧がかかってりゃいいんだろということで、私はこのバルブが壊れた事を機に自前のワンウェイバルブで減圧することにしたわけです。

このワンウェイバルブのタイプを選別するのに結構時間がかかりました。

一般的なバネが入ってるボール式ワンウェイバルブ

流体の流れに依存するスライド式ワンウェイバルブ

流体脈動に追従しやすいリードバルブ式ワンウェイバルブ

 

最終的に選んだのはリードバルブ式なんですが、何故かは後ほど。

 

このクランクケースの減圧は中々いい効果があったのですが、調子に乗ってクランクケースをある程度減圧した時に急にかったるいフィーリングになってしまいました。

それはクランクケースプレッシャーブリーザーバルブを完全なワンウェイバルブに変えてしまってクランクケース内を完全に密閉してしまったゆえにインマニからPCV越しに吸った空気が100%ブローバイガスになってしまった+負圧になっているからブローバイガスを吸い尽くしたら吸えるものがないということです、純正仕様であれば、サクションからも新気をPCV越しに吸っているために出だし等でインマニに入る酸素量が不足することなくスムーズに走れるわけです。この酸素不足は単純に純正で考えられている新気の混流によって熱いブローバイガスの温度を下げるとともに酸素量を調整し適切な燃焼を促していると思われます。こうならないために、サクションからの新気を全てクランクケース内に通さず新気自体も混ぜてインマニに吸気させているのでは無いかと私は思います。
この辺りは前のブログに残した
出だしのしゃくり改善』にて詳しく筆記してありますので興味がある人はどうぞ、ご覧ください。

また、このクランクケースプレッシャーブリーザーバルブを完全なワンウェイバルブにしてしまうともう一つ弊害が出てしまいました。
それはエンジンオフにした後もインマニ圧によって減圧されているクランクケース内がそのまま減圧されたままになり、そのまま駐車等をしている間もずっと減圧されているので何かしらシールやパッキン、はたまたホース等に悪い影響がありそうだなと思いましたし、そもそもの減圧を考えられて作られているドライサンプエンジンならまだしもウェットサンプであんまり減圧するとほんとにシールが内側に引っ張られてクランクケース内に落っこちたり、そこから外気を吸ってしまったり、ここまではないかと思いますがオイルにキャビテーションが発生したりオイルポンプに負荷がかかりそうだなとか色々と問題がありそうな気がしてならなかったので最大で−250mmhgほどかけていた減圧を今は−100mmhg程度に収まるようにしました。
方法としてはワンウェイバルブを2ストバイク用のリードバルブに変えました。
リードバルブがいい感じに年季が入っててリードバルブが閉まりきってないのか、はたまたそういう作りなのかは分かりませんが、いい感じにインマニ負圧がある時サクション部からリードバルブの隙間リークして新気が通るので自ずとクランクケースの減圧率が減り、なおかつエンジンを止めた後もクランクケース内負圧がリードバルブ越しに吸気するのですぐクランクケース内圧が大気圧と同じになります。

最終的にはこのような形になりました。

最終バージョン 負圧時 ブローバイ経路

最終バージョン 過給時 ブローバイ経路

 

負圧での運転ではリードバルブ式ワンウェイバルブがサクション手前にあるので、クランクケースが減圧される仕組みです、しかし、リードバルブからは少しずつサクションからエアをリークさせているのでインマニ負圧が全部クランクケースを減圧することはありません。

正圧の際はリードバルブを通ってタービン入り口までブローバイガスを排出してタービンの回転による吸気負圧でクランクケースを減圧してもらいます。

 

私はできればブローバイガスをエンジン内に入れたくはないんですが、クランクケースを減圧するとしたらプライベートでできるのは吸気負圧を利用するほかありませんし、流石に排気流速に乗せて引き抜くにはタービン後の2次排圧以降にしないとダメです、そこに穴を開けるってのは•••なかなか至難の業だと思います。
元々エキマニに二次エアインジェクション用で穴が空いてるのでそこに取り付けてやったら極低負荷では負圧にできるものの、その後はすぐ一次排圧の上昇により負圧にできなくなってしまいました。まぁ流石にコールドスタート時のセカンダリーエアインジェクションの経路を利用したのでそれはあくまで低負荷時しかダメだよなと改めて思いますが。

しかし、これがNAエンジンならいい感じだったかも知れません。


なのでこのようになるべくブローバイガスを吸わないようにエンジンヘッドからとクランクケースからの経路が1つになった先でミストセパレーターに通しブローバイガスを濾過してからPCV経由でインマニとリードバルブ式ワンウェイ経由でサクションにという流れです。

このミストセパレーターはなかなかいい仕事をしていてミストセパレーターの手前まではオイリーなんですが、その後はオイリーじゃ無いんですよね。

巷で売っているオイルキャッチタンクのほとんどがレース用というか本当の意味でオイルを溜め込んでおくだけの構造になっていますので、もし本当に油分を分離したいのであれば工業用のミストセパレーターをちょこっと改造してやる方がいいとおもいます。

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私はミスミ製のオルセパレーターAFM40P-060ASをちょこっといじって取り付けてあります。

フィルターだけだとちょっと怪しいので周りにお決まりのグラスウールを巻いてあります。オイルキャッチタンクをつける際というかブローバイ経路に何か挟む場合は絶対圧力の抵抗にならないようにしなければなりません、ですから、間違っても接続径が小さいなんてことにならないようにしてください。1.8Tエンジンだと20Φより細くなるとダメでしょう。

このミストセパレーターで遠心式?のものがあるらしいのですが、そちらはフィルターが無いので良いですね、しかも遠心式は効率いいみたいです。でも高いですし、筐体のサイズがきになりますね。

私の使っているものは結構コンパクトで場所を選ばないのがいいです。

また、カートリッジもパッと取り外せて溜まった油分もパッと捨てられるので楽ですね。

オイルキャッチの類をつける時は経路はなるべく長く、尚且つタンクは冷えるところに置くといいみたいですね。

冷えることで空気中に含まれる水分と空気が分離しやすくなるんだそうです、また冷えたものが吸気に入る方が吸気温度を上げる要因にならずにいいですね。

 

ちなみに、トラックとかディーゼルエンジンもちょっと前までは吸気経路にブローバイを混ぜて排出しなければならなかったのですが、なんでも寒い季節とかになるとクランクケースから出た湯気が結露して夜中に凍ってしまって、朝方エンジンをかけて、その凍ってしまった氷がタービンなどにあたってタービンブレードが損傷するから戻さないでマフラーの配管に混ぜたりそのままマフラーの出口付近で排出して良くなったんだそうです。もちろん濃度チェックをして範囲内ならですけどね、だったらオイルキャッチタンクをってことだと思いますが、そうなるとディーゼルエンジンの構造上オイルが燃焼室に入ってもエンジンがまわってしまうらしいので、万が一転倒したりしてエンジンオイルが吸気経路に流れてしまうとエンジンが止まらなくなるらしいです。

ということで、世界的緩和でそれで良くなったらしいです、日本だけらしいですよ、吸気経路にもどしてるのは、だから海外に日本車を持ってく時は大気解放にしてるらしいです。

排ガスと混ざって規制内に入っていれば大丈夫ってことなんでしょうね。

ってことなら、過給機つきのエンジン全般にしてくれればいいんですけどね•••。

それか、触媒より前に排出して排ガス浄化してくれればそこでもいいよって話になれば綺麗な空気しか吸わないで済むのでいいんですけどね。

しかしながら、世の中パワーよりも環境性を重視しますし、このガスを吸わせるというのはスロットルのポンピングロスの低減にもつながっているんですよね、吸った空気に対してのガスが混流して酸素量が不足するとその分パワーを得るにはスロットルを開けてより多くの空気を取り込まないといけなくなるわです、そうなるとスロットルの開度がおおきくなり、スロットル抵抗が減って吸気が入りやすくなるというところです。

 

ちなみに、このクランクケースの減圧、おそらく、直列4気筒ではあんまり恩賜を受けられないんじゃないかとおもっています。

劇的に感じられるのは単気筒、360度クランクの2気筒、BMWのバイクのような水平対向で左右のピストンが同時に内外を行き交うようなタイプ、最近軽自動車でも使われている3気筒はかなり恩師をうけられるかも知れません。

要はクランクケースの容積が極端に変わるようなエンジンはクランクケース内の圧力変化が大きく、クランクケースから空気が出たり入ったりするわけですから、単純にその往来は高回転まで回した際にかなり抵抗になるでしょう。

そう考えると直4だとクランクケースの容積が変わらないので、ほとんど排出だけです、空気の往来はないでしょう、しかしながら多少効果を感じるのは、空気がある空間で物体が移動すると移動する物体にくっついて抵抗になるということです、空気といえど流体です、極端なことを言えば水の中で物を動かすのとおなじです。

このことからオイルを少し少なめにすることでクランクが油面を叩くことが少なくなり回転の抵抗現象に繋がると言う人もいます。

つまりクランクケース内の空気やガスをなくしてやればクランクケースを占める流体がないのでその分回転物や動く物体の抵抗を下げることができるということです、そういう意味では劇的な変化がなくても確実に何かしらの好影響を与えていることは確かです。

それは主に中回転域から高回転の領域でしょう。

低回転息ではそこまでクランクケースから出るガスの流速も早くなく、必要なサイズの出口さえあればそこから順当に排出されていくのでそこまで抵抗値は上がりません、しかしながら、中回転高回転になってくると爆発回数が増えてくるのでその分ガスが発生する量も多くなり、単なる出口だけではガスを排出しきれない事になってくると思います。

大気解放した車両ではブローバイ量と排出量の天秤でブローバイの量が勝った時点でエンジンの抵抗になり、わずかながら出力が落ちたりエンジンの回転のスムーズさの妨げになります。ということでパワーロスが発生するんですよね。

減圧することで、ブローバイガスの圧力を吸収し尚且つ空気の存在もなくなるので、まとわりつくものが無くなりエンジンの回転数が上がってきても抵抗がないので結果ロスするパワーがないままスムーズに回転があがり、その分出力が上がるということです。

 

しかしながら4気筒や6気筒等のクランクケースの容積が変化しないエンジンは出力が上がっちゃうくらいの効果はではないでしょうし、積極的に吸気負圧ないし、排気流速を使った負圧でもってクランクケースを減圧しないとその恩賜のかけらさえも手に入らないことから自分でブローバイガスの排出口を増やしたりして高回転まで回してもブローバイガスの排出の抵抗がないようにして大気解放している人がいるのかもしれません。

 

逆に単気筒や360度2気筒等の容積変化の多いエンジンはピストンが下死点に向かう時はクランクケースから排出しますが、上死点に向かう時はクランクケース外から空気を吸うことになるので、だいぶ空気の移動が多いからこその抵抗があるので、ワンウェイバルブを取り付けるだけで下死点に向かってピストンが下がりクランクケースからブローバイガスを排出しながら容積を小さくした後は上死点にピストンが向かう時に勝手にクランクケースを負圧にしてくれるのでわざわざインマニからの吸気負圧を使わなくとも効果があるでしょう。

そしてかなり効果も高く対比効果が高いですからいいですね。

効果が高いエンジンだと、エンジンブレーキの作用が弱まったり本当に笑ってしまうくらい出力があがったように思うらしいです。

 

このことから結構色々な人が様々な車やバイクでこのクランクケースコントロールバルブ等を使って減圧してみたりして効果の有無を考察していると思いますが、まとめますと、構造的な問題で効果が有るエンジンと無いエンジンがあることは間違いないですが、どちらにしても減圧することで多少なりの効果は必ずあるということです。

そりゃ、どう考えてもガスで満たされてしまっているよりはガスがない方がいいでしょうからね。

しかしながら減圧するならほどほどにしておいた方が身のためだと思います。

減圧することを前提につくられていないエンジンではガスケットやシールがエンジンの内側に抜けてしまいます。

ガスケットは内圧に対して外向きの力は耐えられるけれど、内側への力は弱いと聞きます。

そしてオイルにキャビテーションが発生するほどの負圧は相当だと思いますが、オイルにキャビテーションが発生するとポンプないで気泡が圧縮された際に気泡が破裂することでオイルポンプにダメージが入りますし、気泡入りのオイルで潤滑されてもちゃんと潤滑されていないので焼き付きとかになる可能性があります。

また、こんなことはありえないと思いますが、とんでもない負圧がピストン下にかかっていたらピストン上の混合気がその負圧によって少しクランクケースに引っ張られてしまうかも分かりません。それは、ターボ車のような圧縮比の低いエンジンなら尚更その傾向が高くなりますよね。そうなると本来より充填効率がさがりますよね、まぁそんなことないと思いますが。

また、こんなことも考えられます、ピストンの下側に負圧がある場合、ピストンが上死点に向かう際に抵抗になるのではないか、これは調べたところによると空気は圧縮されることより、引き伸ばされる方が抵抗が低いんだそうです。ということは、エンジンブレーキの際、点火せず燃料を吹かないでスロットル全開で空気のみを圧縮した方がエンジンの抵抗になるということでしょうか?

でも、ディーゼルエンジンはスロットルがないからエンジンブレーキが弱く代わりに排気側に弁を設けて空気の吐き出しを制限し排気ブレーキとして強いエンジンブレーキをかけられるのですよね?それとも、エンジンでの圧縮は所詮は吸入負圧の引き伸ばしよりも弱い圧縮になるからでしょうか?

よくわかりませんね。

 

巷では単純なワンウェイバルブを用いてクランクケースを減圧する人がいますが、危険です。

まだワンウェイバルブだけつけて大気解放しているならまだしも、エンジン吸入負圧を使って減圧する時にワンウェイバルブは大変危険です。

吸気負圧も使って強制減圧ならばPCVを使って減圧した方がいいでしょう。エンジンブレーキがかかった時にインマニ圧は真空圧に近いほどの負圧になります。

アイドリング時も相当な負圧のはずです、エンジンにもよりますが、大体−70kPa程ですよね。

それがそのままクランクケースを負圧にしたら、どうなるかはもうわかると思います。

最低でもアイドリング時やエンジンブレーキ時の強力な負圧でクランクケースを負圧にしすぎないようにしないといけません。

となると、PCVしか選択肢はないことになります。もしくは、クランクケースに第2の穴を設けて圧力逃がし弁を内側に向けて付けることで負圧が強すぎる時はそこから外部空気をクランクケースに引っ張って来る事でクランクケースが減圧されすぎないようにできるでしょう。

ただ、調整しないとですし、外部から空気を吸うのとになる訳ですし、上手い具合に穴があればいいもののなければ作らなければならないので素直にPCVを使うのが吉かと思いますね。

 

またワンウェイバルブの後のホースの高さや出口の向きをしっかりしておかないとワンウェイバルブの出口に水が溜まったり、オイルミストが溜まったり、冬はそれが凍ってしまったりしてバルブの動きを封じてしまいかねません。

そういった面では取り付け部は大事です。

なので、お決まりですが、やるときは自己責任です。

取り付けた後は毎回走行した後にチェックしたり、動向をチェックしておいた方がいいでしょう。

何も無かったら確認のスパンを長くしていけばいいと思います。

ただし、冬はちょくちょく見た方がいいと思います。

私はクランクケースの圧力を測る圧力計をつけましたので運転しながらクランクケースの圧力の動向を確認できるので不具合にはすぐ気がつけます。

 

バイクなんかだと結構垂直に取り付けないといけないということが多いのでワンウェイバルブの出口が上に向いているとおもいます。しかし上に向いてたままだといけないので、その後のホースはしっかりと下に向くように設置しなくてはいけない。しかし、その際ホースに直角に近い曲がりはあってはなりません、そこに排出されたミストや水分が溜まってそれがワンウェイバルブに落ちてしまうと困りますので。

なのでいい感じのアールをつけて下を向くように配置しないとだめでしょう。

なおかつ、エンジンを止める最後に吹かしてから止めた方がいいかもしれませんね。

 

私はちょっとバイクに関してはあまりよくわかってませんが、インマニというかサータジタンクはあるのでしょうか?キャブレターがよくわかってませんが、インマニ圧というかエンジンの吸気負圧をとれるところがあるのかわかってませんが、取れないのであれば、上記のことから普通の4気筒エンジンのバイクだとクランクケースコントロールバルブだけを取り付けても効果は全くないかもしれません。

エンジンの吸気負圧が取れて大気圧より減圧できるなら車と同じで多少効果はあるかもしれません。もちろん、バイクの方がオイルパンも小さいでしょうし、エンジンの回転領域も高回転なので、4気筒の車よりは効果があるかもしれません。

しかし、その効果は単気筒等のエンジンからするとかなり弱いとおもいます。

 

それでも!究極のフィーリングを!という追求心があるのであればやってみるのもいいかもしれません。しかし、究極というのであればブローバイガスをエンジン内に入れない方がいいので、古いバイク等の大気解放の年代のバイクであれば何とか排気流速に乗せて上手いこと抜くことがいいと思います。

確かバイクの人は二次エアインジェクション用の経路にぶち込んで結構いい感じになってるってのは聞きますね。

 

こんなブローバイガスごときで何が変わるんだと思う人もいればすごい変わると思う人もいるわけで、実際シャシダイに乗せて数値が出たわけでもありませんが、乗っていて体感や気持ち的にとかってのは結構大事だと思います。

たとえそれがプラセボ効果であったとしても満足できるならそれで良いわけです。

また、この効果が自分に合わないという人がいると思いますし。

こんなにパンチ感が無くなってエンブレも効かなくなって単気筒らしくない!とか。

結局最後は好き好みですから興味があるならやってみて好きじゃない効果だったら元に戻してみればいいと思います。

 

追記2023/02/12

オイルディップゲージの所に盲栓をしてみました。

クランクケース負圧が今まで-110mmhg(-14kPa)だったのですが、-200mmhg(-26kPa)になりました。

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というのも、オイルディップスティック周りの作りが密閉感ないなぁと思って盲してみたらやっぱりそこから普段空気を吸ってしまっていたようです。

しかし、ここに盲をするとオイルレベルが分からなくなりますね。なので、定期的に自分でオイルの量を確認する必要がありますね。それはちょっと面倒です。

これはちょっと後々はオイルディップスティックのケースと同じ長さのホースを取り付けて、ホースの先に盲栓をしてオイル量確認の時だけ盲栓を開けてディップスティックを刺して油量の確認が出来るようにしようかと思います。

肝心な乗り味は正直あまり変わりはないのですが、減圧率が上がったことにより、出だしや割と負荷をかけいる時でも負圧を保ちやすくなっているのでクランクケースの減圧効果の恩賜を受けやすいと思います。

今までは結構出だしでアクセルを開いた時なんかにクランクケースの負圧も大気圧に近づいてしまっていましたので単純に負圧走行の時は全域でクランクケースもだいたい-7kPa程度の減圧がされている感じですね。

クランクケースが密閉されていないと、アクセルON等でインマニ負圧が弱まってしまった際その負圧よりも二次エアとして吸ってしまう量が多くなった時簡単にクランクケースは大気圧になってしまいます。

しかし、今回のように密閉した場合、インマニ負圧が弱まってしまっても、負圧は負圧ですから、クランクケースは負圧を保ってくれるわけです。

もちろん、そんな時でもブローバイガスは出ているので上手くインマニ負圧とブローバイの出る量とが拮抗して負圧の方が強いということなんでしょうけども。

 

 

 

 

ターボ車特有の?出だしのしゃくりの改善。

停止時から走り出す際にアクセル開度は同じ一定かもしくは走り出すためにアクセルを開けているはずなのに、クラッチを繋いで1速で走り始めた次の一瞬エンジンがしゃくるというか失速というかパワーが抜けるところがあるんですよね。

それは、まるでその瞬間アクセルを緩めてしまったんじゃないか?と思うほどに。

 

AUDIVWグループの一昔前の1800CC 4気筒5バルブターボエンジン(以下1.8Tエンジン)はだいぶ低回転でトルクが出るエンジンなので出だしで半クラはあまり必要なくクラッチペダルを戻してきてチョンと反応があった所からアクセルと同時にクラッチを繋いで走れてしまいます。

 

因みに教習所で習ったように半クラにして、アクセルを開けながら繋いでゆく、こういった運転の方法で走ればTTも出だしで息継ぎはしないのです。

 

つまり、アイドル時の吸気の流れからアクセルonで走り出すとしゃくり、少しアクセルを煽ってある程度のエンジン回転数の吸気の流れがある状態で走り出すとしゃくらないということです。

 

ターボ車は吸気経路が長いのとインタークーラーやタービンが抵抗になり出だしで少しだけスロットルを開けた時に一瞬は吸気管内の空気があるものの、それを吸った後はタービン越しの空気をエアクリから供給しければならないですから反応が悪いのではないか?

もちろん、アイドリングでもエアを吸っているのでエアクリからタービン越しにスロットルの流れは出来ていると思いますが、吸気慣性的な力はそこまでないので、スロットルを開いた際は長い経路でもってエアを吸わなければならないのでレスポンスが悪くなるのだろうなと。

あらかじめアクセルを煽った状態であれば回転数が上がり吸気経路内の吸気慣性がある状態で、エンジンが回ってるので排気ガスにタービン回転数も上がるので、自ずと吸気側のタービンも回転数が上がり抵抗にならずエンジンに吸気されていくのでレスポンスが悪くならずに吸気されてしゃくらないのではないかと思いました。

 

タービンはアイドルでも普通は回っているものでありますが、一体このアイドル付近でのタービン回転数が吸気にとって抵抗になる回転数なのか、むしろ回転していることによりサクション部に吸気負圧が発生するほどなのかは定かではありませんが、私が思うに、アイドル時のタービンの回転数なんかではエンジンの吸気の抵抗になっているのではないかと思っています。

 

今回はそんなターボ車特有?の出だしのレスポンスの悪さを少しでも改善し、出だしの力強さとスムーズさを手に入れるためにひとつ小細工をしてみましたところ、なかなかどうしていい感じになりましたので履歴に残してみたいと思います。

 

初めに、この手の出だしの息継ぎ感とかの不具合は大抵点火系が悪いと判断されると思います。

そこで私はプラグを新品の純正熱価のものに変えてみたり、強化コイルに変えたりプラグギャップをいじってみたりしてきましたが、改善はしませんでした。また、プラグの燃焼の状態も4気筒均一です。

しかし、そことは全く関係ない長年続けてきたブローバイガスの抜き方と処理の仕方で試行錯誤していた一時期その出だしのもっさり感が無くなった時があったのです。

 

それは、ブローバイ配管を純正に近い仕様に戻した時でした。

もちろん、その前にもクランクケースを減圧した際もこのしゃくりはだいぶ影を潜めたというか、スムーズに加速してくれたのですが、根本的には違ったのです。

また、クランクケースを減圧しすぎた時に再度しゃくりが発生したのですが、それは減圧し過ぎたというより他にある原因というか要因があったからでした。

 

ヒントは純正のブローバイガスの処理方法にありました。

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この図を見てもなんのこっちゃると思いますが、他の車はあまりわかりませんが、現在の大概の車はエンジンからPCVを経由してインマニに行くライン(以下Pライン)とエンジンからサクション部へ行くライン(以下Sライン)の2系統があると思います。

このPCVを用いたクランクケース掃気システムをクローズ方式と呼びインマニ圧が負圧の時は、インマニ圧に引かれてPラインを用いてPCV越しにクランクケースのガスを抜きつつ、サクションからSラインを用いて新鮮な空気を引っ張ってクランクケース内を通すことで掃気してます。

つまり、エンジンからPラインとSラインが独立して2系統存在するわけです。これは、エンジンヘッドから2系統出ているものもあれば、1.8Tエンジンの様にエンジンヘッドからと直接クランクケースから出ているものもあるかと思います。

なんにせよこのクローズシステムのおかげでクランクケースにブローバイガスがたまらなくて尚且つ新鮮な空気で掃気しているのでオイルの劣化が抑えられてると言われています。

 

しかし、1.8Tエンジンはクランクケース内の掃気はあまり考えてない様でPラインとSラインが繋がっちゃってます。

 

赤丸のところがクランクケースからの排出口

緑丸のところがサクションに繋がっている部分

青丸はPCVです。

図がちょっとTT8Nと合致している訳ではありませんが、だいたい概要は似ているというところです。

 

通常クランクケース掃気型のエアの流れは

一般的な車のクランク室掃気型の負圧走行時のブローバイの流れ

インマニ←PCV←エンジン←サクション←エアクリ

となるはずですが、PラインとSラインが繋がってるということは。

1.8Tエンジンのブローバイの流れ

インマニ←PCV←サクション←エアクリ

                   ↑←エンジン←↓

になると言っても過言ではありません。

そして、構造的な細かいことを言うと、この1.8Tエンジンはブローバイの排出をエンジンヘッドからだけではなくクランクケースから直で抜いてます。そして、クランクケースに近い方でPCVによって引き抜いています。

もちろん、ドイツ車ですから色々と考えてこのスタイルにしているんだと思います。

そこで私なりにどうしてこうなったのか考えてみました。

  1. そもそも、掃気だと言って外気をクランクケース内に入れてもそれはそれでオイルが劣化する。
  2. PCV越しにブローバイガスばかり吸ってるとインマニや燃焼室が汚れるからエアクリからの綺麗な空気と混合してる
  3. 上記により混合することでエンジンの吸気する空気の酸素量を確保している、あんまりブローバイガスを吸ってると酸素率が足りなくてパワーが落ちますからね。
  4. ブローバイガスを引き抜く位置がエンジンヘッドではなくクランクケースから直で引っ張ってきているからオイルミストが多く噴出しているので全量のブローバイガスを吸ってるとオイルも燃やしてしまいオイルが無くなるからサクションから空気を取り入れないと大変な事になる(これはその昔クランクケース側の配管を外して走行した時の話ですが、そりゃもうすごい勢いでオイルを吹いてました。そりゃクランクケースに横穴空いてるようなもんですからね。フィルターをつけてましたが速攻でオイルまみれになりました。)
  5. エンジンヘッドとクランクケース両側からPCVで引き抜く事でクランクケースとエンジンヘッドの圧力差を均等にしている。これは、どっかのサイトで見たのですが、そもそもブローバイガスがいっぱい出るのはエンジンヘッド側の圧力とクランクケースの圧力がマッチしてなくてその差圧で出るんだそうな?なのでエンジンヘッドとクランクケースをブローバイホースで繋ぐことで差圧をなくしてエンジンヘッドとクランクケース両方を同時に引き抜いている。それと同時に、インマニが正圧になった際はクランクケース直とエンジンヘッド両方からサクションに吸わせている。また、クランクケース直からはオイルミストがすごいからなのか、サクションに繋がる手前にクランクケースプレッシャーブリーザーバルブというのがついてて、オイルミストを分離すると共にインマニが負圧の際サクションからの空気の流量を抑えてクランクケースを若干の減圧にする機能が着いてます。これによりエンジンヘッドもクランクケースも若干の負圧になる仕組みです。
  6. アクセルONの時ターボをバイパスしてPCV越しにインマニにダイレクト吸気させている。PCVは言わばスロットルと機械的に同期していと言っても過言ではありません。スロットルが開くことでインマニの圧力が上がりそれに伴いPCVのバルブも開いてくるわけです、そして、スロットルが閉じインマニが減圧されるとそれに合わせてPCVのバルブも閉じるわけです。これにより極低負荷時且つ空気が必要な走り出しや、スロットルパーシャルからのONの時に必要な空気がエアクリからタービン、インタークーラーを通る長い吸気経路を通らないで即座に供給される訳ですからもしかするとレスポンスの意味で一役かっているかもしれません。これが仮にインマニがPCV越しに吸う空気が全部ブローバイガスだったらどうですか?アイドル時は基本的にそこまでPCVが開いてませんから場合によってはガスが滞留してるかも知れません、まぁ、アイドルでそこそこにガスが出てるようじゃエンジンがそろそろご臨終だと思うのですが、そこからのアクセルONで吸った空気が全部ブローバイガスだったらパワー出ませんね。もちろん、滞留ブローバイガスを吸いきったあとはサクションからの新気を吸うのですが、レスポンス的には…それなら多少なり新鮮な空気で希釈されたブローバイガスと新気ミックスの方がまだマシですよね。
  7. 熱々のブローバイガスに新気を混流させることでガスの温度を下げると共に吸入空気全体の温度低下と酸素量の確保で適切な燃焼に近ずけているのかも知れません。

 

だいぶ私の勝手な妄想が入り込んでますが、あながち間違いじゃなきような気がするのは、今回しゃくり感の改善が出来たから他ならないのですが、ここで話しが長くなるしこれを読んでる人がいるかどうかは別として既に今回私がどうやってもっさり感を解消したかお気づきになられてるかと思うのでそろそろネタばらしということで、結論から申し上げますと。

 

ブローバイ経路とは別にPCVを経由してインマニとサクションを繋ぐ

 

ということです。

 

今更ワンウェイバルブとPCVの違いは細かくは割合しますが簡単に言えばPCVはワンウェイバルブ+開く側にも一定以上の力が加わった場合、バルブを閉じる方向に動いて通気量を制御してくれるという事です。

これにより、インマニ負圧が強い時はPCVは閉じる方向に動くので空気を通しにくくなります。

これを使えば、エンジンブレーキやアイドリングの時はインマニに不用な空気が入らなくて済み、アクセルONでインマニが負圧の時だけインマニに空気が通るようになるのです。これが上記でも話したスロットルに同期してるというところです。

インマニが正圧になった場合は普通のワンウェイバルブと同じく空気を通しません。

上記の構造上の理由から、アクセルONからインマニ圧が正圧になるまでの間のみサクションからインマニに空気を供給してくれるわけです。

そして、エンジンブレーキ時やアイドル時は余計な空気を吸わないのでしっかりとエンジンブレーキも掛かり、アイドリング回転数も上がらないのでただのワンウェイバルブでは到底実現できない作用をもたらしているのです。

言わずもがなこれがただのワンウェイだとインマニが負圧の時は絶えずいかなる時も空気をそこからインマニに供給しアイドル回転数があがるし、スロットルを閉じてエンジンブレーキをかけているのに空気が永遠と混流するのでいつまで経っても燃料噴射が止まらずエンジンは回転を維持しようとするのでエンジンブレーキはかかりません。とても危険です。

最近の車の場合によってはインマニ内の圧力センサーとスロットルボジションセンサーとの差異によりエラーがでたりするかもしれません。

そりゃそうです、スロットルは限りなく全閉しているのにも関わらずインマニには空気が入ってしまっているのですから。

 

因みに、ブローオフバルブをスロットルの手前に持ってくる方が良いと言われていますが、それは単純にスロットルが閉じた時に行き場を失った空気がブローオフバルブを通して排出される構造からスロットル手前ならすぐ排出されていいのではないか?と言うことなんですが、もしかするとブローオフバルブをスロットルの手前に設置することで、通常のブローオフバルブはインマニ圧が負圧の時はその負圧につられてバルブを引き上げているので、バルブが開いている状態です。つまり負圧で走行している時はターボの手前からスロットル手前に直接空気を供給できるんですよね。

これももしかしたらターボ車のターボがかかるまでのレスポンスの悪さを多少は少なくしてくれているのかもしれません。

しかし、おそらく排気が増えた時点でタービンブレードは強く回るのでタービン側の吸気負圧が強くなってタービンの手前からスロットルまでって空気の流れはなくなるかもしれませんね。ターボを通る吸気慣性の方が強くなるので。

 

しかし、強化ブローオフバルブ、1.8Tエンジンの様にブローオフバルブの吹き返しの位置がタービンブレードのすぐそばの場合は無意味かもしれません。

強化ブローオフバルブはバネの圧力が強いのでアイドル時の高負圧ならまだしもアクセルを開き始めたインマニの負圧では少ししか開いていないでしょう。

さらに言えば、私が使っているトラストのFVなんかはバルブがフローティング構造になっていて二重構造なんですよね。内バルブと外バルブがあり、内バルブと外バルブの間にプリロードのかかったバネがあってインマニが正圧時は内バルブに正圧がかかり閉じていてその圧力とプリロードバネの二重の圧により外バルブも閉じている、インマニが負圧になると内バルブが引き上げられて開きますが、外バルブはプリロードのかかったバネにより閉じています。 しかし、スロットルが閉じられて行き場を失った空気自身の圧力はプリロードよりも強いのでそれによって外バルブは押し上げられ適切な量の排出を行いスロットル手前の余剰圧力がプリロードバネの圧力に負けた時点でインマニが負圧で内バルブが空いていてもプリロードバネによってバルブが閉じます。

通常のブローオフバルブではインマニが負圧=バルブ開なので、余剰加圧を排出しすぎてしまうんですよね、だから再度過給する際に抜きすぎた空気分も充填しないといけなくて時間がかかる、それを無くした画期的なシステムがこのトラストFVです。

しかし、悲しいことに、ある意味ワンウェイバルブの様な構造故にサクション側からは空気を引いて来れないのです。

 

そして、そもそも1.8Tエンジンはパッと見サクション部にブローオフバルブの返しが戻っていますが、サクションパイプの中で仕切りがあってタービンブレードの手前付近まで強制的に戻されています。
これは、タービンの回転を落とさないためだと思われます、通常アクセルオフに伴いインマニが負圧になりバルブが引き上げられて余剰圧力がサクション部に戻されるわけですが、アクセルオフの時は燃焼室は爆発してないので排気圧力が弱まるわけですからタービンを回す力が著しく落ちるわけです、そこでアクセルオンしてもすぐ先程までと同じように最大過給できるかと言われると多少のラグが発生すると思いますが、逆に排出された余剰圧力をタービンブレードに当てる事でブレードの回転失速を少しでも和らげようとしてるのかも知れません、でもそれよりはどちらかと言うとアクセルオフした際はタービンからエアクリの空気もスロットルを閉じて行き場を失ったようにエアクリ側に流れる空気があるかもしれません、そんな流れをまた正常に戻すには多少なりともレスポンスを失うのでとりあえず余剰圧力をタービンブレード側に排出してそれをタービンで吸うことでレスポンスを落とすことなく通常の吸気慣性に早く戻せるのかもしれません。

 

余談ですが、私はこのタービン付近まで戻す機構を利用してブローバイガスもブローオフバルブの吹き返しのラインに混ぜてタービンブレードの吸入負圧に吸わせることで過給している際も積極的にクランクケースを負圧にしています。

 

因みに、私は随分前にサクションからスロットルの手前にワンウェイを取り付けて負圧の時にサクションからタービンをバイパスしてスロットル直にできるか試したことがありましたが、あまり意味はなかったですね。多分タービンに吸い込まれる吸入負圧の方が強いのでしょう。

所詮はスロットルの手前ですから、スロットルの隙間からのインマニ負圧とタービンブレードの回転による吸入負圧には太刀打ちできないんだと思います。

そういった意味ではやはり、インマニに直接ダイレクトに吸気できる今回の方法の方が効果はあったのだと思います。

 

PCVを新たに手に入れるにあたり、私はホンダの純正PCVを購入しました。f:id:MintVanilla:20230120232507j:image

もちろんVWグループの物を使った方が良いかと思ったのですがサイズ感がちょっとあまりよろしくなかったのです、インマニ負圧が取れるところの径とマッチングがよくなかったので結局そこで径の変更とかをしなければならなくてインマニからPCVの距離が長くなってしまうと、そうなると、過給がかかった際にそのPCVまでの距離の分だけ過給レスポンスが悪くなるだろうなと思ったのでなるべくインマニからPCVまでの距離を詰めたくてホンダ車の物にしました、形が良いですよね、L字になっているのでサクション部までホース一本ですみます、これが真っ直ぐのタイプだとホースに曲がりをつけたりしなくちゃならないので結構大変です。

まぁこのホンダのPCVも実際のサイズが書いていないのでみんカラ等で交換している人の指とか他のパーツとのサイズ感でいい感じかなって買ったらぴったりだったという代物なんですが。

 

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赤マルが今回取り付けたPCVです、インマニ圧を取れる所からすぐの所に付いています。

緑丸がサクションです。

L字のおかげでかなりホースを簡素化出来ました。

 

最後に、私は今回のPCVを用いたバイパス法とは別に、クランクケースを減圧しています、その双方の結果で出だしのしゃくりが改善したのかもわかりません、しかしながら、ブローバイを大気解放している時もこのバイパス法でしゃくりは出なかったのでおそらくこのバイパス法が功を奏したに違いないなと思っております。

最後に私のエンジン全体の空気の流れの図を書いておきます。

TT8N負圧時、過給時のブローバイとエアの流れ

このような感じになります。

フランケンシュタインエンジンルーム

つぎはぎだらけでホースだらけのまとまりの無いエンジンルームですが、機能美を求めたらしかたがありませんね。