前回、後期用のアクセルペダルユニットに交換した際、何故かアクセルペダルやクラッチペダルよりアクセルペダルが全体的に奥に行ってしまい。
ペダルポジションが変な感じになってしまったので、アクセルペダルユニットを手前にずらすことにしました。
ペダルに下駄をかましてやることも考えたのですが、ペダルに余計な重りを付けるのもどうかと思ったし、電子スロットルの利点である、ユニットの移動が可能なところを加味してユニットごと手前に移動することにしました。
単純にボディー側から出ているネジに長ナットをスペーサー代わりにして取り付け、ユニットをその先に取り付けるといった手法です。
画像だとわかりにくいですが、本来ユニットは左側のボディー側の黒いところにピタッとくっついているので、全体的に5センチほど手前に来た計算になります。
が、もうちょい手前でもよかったかな?と思ったりもしました。
なぜならまだまだアクセルペダルが奥にあるからです。
でも案外このくらいでちょうどいいかも分かりません。
あんまり手前にあると、膝を曲げてアクセルを踏まなきゃ行けなくなりますので。
本来なら、ブレーキペダルとクラッチペダルをもうちょい奥にしたいくらいなんですよね。
という事で早速試乗に出かけたわけですが、これ以上ペダルが手前に来てしまうとやはり、懸念していた通り膝を曲げなくてはならないのできついですね。
こんなもんで勘弁して差し上げましょうかね。
結構これは体感する人が多いかもしれませんが、シートをいつもより前にして、ペダルが近くなってアクセル操作が意識をせずとも普段より踏んでしまうことにより、体感上パワーが上がったように感じることはあると思います。
それに似たような結果になっているかと思います。
しかし、私が今回ペダルユニットを手前にしたのはそういうことではありません。
この辺は慣れなんでしょうが、実際ブレーキペダルからアクセルペダルに移行する、その際、ブレーキペダルとの高さが統一されていた方が、人間工学的にはいいのではないか?と思ったりしたわけです。
シフトノブからステアリングまでの距離しかり、なるべく操作というのは意識をしないで素直な動作で出来るのが好ましいと思います。
例えば、クラッチを踏む時シートが遠すぎて左足を伸ばした際伸びすぎてしまうとします、その時体はシートに預けられていない状態になるわけです。
シフトノブを持って3速や5速に入れる際、手が伸びきってしまったら肩がシートから外れてしまっていることもあります。
そういった際、勝手に意識の中でクラッチペダルは少し遠いから、シフトノブが少し遠いから、そういった意識が働いてしまうわけですよね、きっとその時体が勝手に少し左足を前に出しやすく捻っていたり、シフトノブを入れる腕が遠くに伸びるように捻ったり、することになっているわけです。
この無意識の意識って言うのはなかなか曲者で、気が付かないところで何だか運転が疲れたなぁと思ったり、なんか体が痛いなぁなんてことになりかねないわけです。
それと同じように、ブレーキペダルから話した足が、アクセルに向かう際、無意識のうちにアクセルペダルは奥にあるからと構えるわけです。
さらに言えば、カカトをずらすほどの距離感が出来てしまうと、アクセルの踏み量を足の全てを使って調整しなければならなくなります。
疲れます。
カカトをつけたままブレーキからアクセルに移行出来ればカカトをつけた状態からアクセルの踏み量は足首だけで調整できるし、カカトという支えがあるので安定してアクセルを踏むことも出来ます。
ガチで走り込む人達のガチ勢フォームは分かりませんが、街乗りで基本的に私が思う最適なフォームというのは、体を動かさないでいいフォームだと思います。最小限の動作で全てが収まるフォームが1番最適かつ疲れず快適だと思います。
例えば、ソファーにゆったりと座って映画を見てるとします。
左手にポップコーンと右手にドリンクがあり、なおかつ座った状態の時の自然の頭の向きの先にテレビの画面があったらどうでしょうか?
疲れないですよね。
結構シートに対して深く座ってなおかつ直角に座れみたいなことを言いますけども、実際座ってみるとまぁ、なんとも、無駄に疲れます。首もそうですし、足元が疲れます。単純に私の体が固いからかもしれませんが。
それでいて体をシートに預けるって言いますけど直角に座らせておいてシートに体を預けるって難しいですな。
なので、私はシート自体を斜め後ろに少し傾斜させ、シートの前側を上げ、尻の部分が1番低くなるようにして、座れるようにしました。
まさにシートに体を預けたわけです。
すると勝手に顎を引いて前を見る姿勢となり、楽になりました。
あとは高さを合わせて前方の視界がしっかりみえる程にする。
シートを前後させてペダル類やステアリングを回しやすい位置にセットします。
という事で、このアクセルペダルだけ違和感があったので今回調整をしたわけですが、良い感じになり良かったです。