なんかやった時の記録

誰かの役に経つかはわからないけれど、私と同じ趣味の人には分かるようなブログにしたいと思います。

アジャスタブルリアコントロールアームの取り付けキャンバー角編

イシカワエンジニアリングiEXERTアジャスタブルリアコントロールアー厶を取り付けてみたいと思います。

このAUDI TT 8N Quattro、ゴルフ4 R32、ボーラ4モーション等の4WDはリアのアライメントの調整がほとんど出来ず、というか出来ないに近い、トーのみ若干の微調整程度は出来る。

ので、構造上車高を下げていくと、キャンバーがネガティブにかかりながらトーインしていくという構造になります。

これは、バンプ等で車両が沈みこんだ際にキャンバーをかけながらトーをインさせることで直進安定性を高めるのと、コーナリングの際アウト側が沈み込むことになるわけですがその際もキャンバーがかかりながらトーインをすることでコーナリング性能を上げているものと思われます。

確かにトーはゼロに近い方が扱いやすいのですが、トーインをかけることでコーナリング中によりオーバーステア特性に近ずきます、このAUDI TTは横置きエンジンの4WDですが、基本はFFです、つまり、アンダーステア気味なわけですが、このリアのトーインがそのアンダーを弱めてくれているのかもなぁ?と思っている次第です。

と言いつつも多分構造上の問題だと思いますが。

 

車高を落として常にキャンバーとトーインしてるのはタイヤの減りもそうですが、見たくれ的にも悪いわけです。

そこで、このアジャスタブルリアコントロールアームを取り付けることで、車高に合わせて余計なキャンバーとトーを無くしてやることが可能になります。

このアジャスタブルリアコントロールアームですが、2本セットでだいたい売っているんですが、2本だけじゃキャンバーを調整するか、トーを調整するか、どちらか片方しかできません。

なので、キャンバーもトーもどちらも調整するには4本必要になります。

今回は某大手オークションサイトにて4本セットで出ていたので買ってしまいました。

中々この手のパーツってのは出回ってません。

というのも、取り付けてデメリットがないわけで、取り外す際は車両を手放す場合のみとなるかと思います。

また、今回イシカワエンジニアリングの物ですが、これは生産してないみたいですね。

そう考えるとますますレアですね。

イシカワエンジニアリングは関東でかなり有名どころのチューニングショップですね。

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届いたのはこちらです。

少しブッシュがやれているのと、調整用のネジが固着してます、構造的にターンバックル式になっていて真ん中のナットを回すと緩む縮むを行えるということです、そして、そのナットを両サイドのナットで固定して長さ調節を固定できる形です。調整用のナットは27mm、ロック用のナットは32mmです。

とりあえず、2本は何とか固着を解除できたのでキャンバー角から取り付けてみることにします。

 

まず、手始めにコントロールアームを1番短くしておきます。ターンバックル式なので両側が同じ長さになる様にして1番短くしてから取り付けて後々純正のアームの長さにしてネジを取り付け固定した後に自分の好みの長さに調整する形になります。

このアームなんですが、私はてっきり結構テンションがかかっているものなのかな?と思ったのですが、全くそんなことはなく普通に18mmのナットを緩めてネジを抜いてしまえば簡単に外れるので思ったより交換は楽です。

ただ、結構足回りのアームなんて交換しないので、固着してるというか、やたらと硬いので注意です。しかし、締め付けトルクは70キロなんで大したことないんですよね。

私は急遽ロングのスピンナハンドルを買ってきてやりました。

 

純正とこれから交換するアームです。

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重さが、純正の方が軽いです。

測ってみたところ…

純正は1.4キロ

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社外は2.3キロ

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という結果です。

純正より1キロくらい重いですね、意外でした。

 

今回キャンバーをゼロにしたかったので、手っ取り早く1番短くしたのですが…

見事に少しポジティブキャンバーになりました笑

なので、再度調整してやります。

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しかし、寝ていたキャンバーが起きたことでフェンダーよりタイヤがはみ出てしまいました。

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もちろん、サスが下がりきっていないのでまだこれからキャンバーとトーがかかるのでもうちょい中に入るかもわかりませんが。リアに入れてるワイトレを5ミリを1枚外してやりますと、なかなかいいアンバイです。

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でもそれでも若干ハミタイかなぁ

 

しかし、私はここで後々とある致命的なミスに仕事の出勤前に気がつくのでした…

 

因みに、何故かキャンバーを起こしたらトーも真っ直ぐになったように思えます。

つまり、キャンバーが起きたことでトーを司るアームが外側に出たわけです。そうなると、トーが真っ直ぐに少し修正されるということです。

ついでに、車高があがりましたね…、今まで指1本位だったところが3本くらい入るようになりまして…

キャンバーがあった時は、タイヤの角が一番頂点というか、タイヤの外周にあったわけですが、それが真っ直ぐになりタイヤの平らな面が1番外側になるので、その分フェンダーとの隙間が出来るわけですね…

なんとダサい…

因みにこれは何も調整していない時のリアタイヤです、


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そしてこれが、修正後です

 


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どうでしょうか、とりあえず、キャンバーとトーがかなり治りましたね。

因みにbeforeからafterまでの道のりは中々ありました。

まず、先程も申しましたが、私はリアに15mmと10mmのスペーサーを入れて25mm仕様にしてましたが、10mm抜いて15mmにしたら今度は逆に引っ込みすぎて、仕方がないから家にあった20mmを取り付けて20mm仕様にし、それに合わせて若干のキャンバーをかけることにしました。恐らくほぼほぼゼロキャンバーなので、0.5度位のキャンバーかなぁと思われます。

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五円玉を糸に付けてタイヤのセンターを通るようにしてキャンバー角を調べてみますが、2mmくらい上部がインしたことになります、左右ともこの位にしてみました。

車高に関しては上がってしまったので、下げるわけですが、まず、車高調整用のシートを抜いて、スプリングの土台についてる台座が2分割になってるので、1枚外す。

これで、1cm下がりましたね。

1cmというと指一本分です。

しかし、車高調としての機能は無くなりましたが…

取り付けて今まで車高調整機構を1度もいじったことがないので要らないでしょう笑

これで、フェンダーとの隙間が約指0.8本分くらいに前後なりました。

 

私個人的にはタイヤがフェンダーに被るなんてのは論外として、基本的にフェンダーに少しだけ隙間がある方が余裕があって好きなんですよね。

 

で、トー用に使おうかと思ってるもう1セットですが、ナットが固着しちゃって…全く動きません。歯がたちません…

必殺技として

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この凍結浸透ルブをゲットしてきたのですが、ダメでした笑

今モンキーレンチでやってるんですがだんだんナットも舐めてきちゃって…

どうしたらいいか…

幸いにして、片側は外れるので、32のメガネと、27のメガネを新規で買ってきて火で炙って凍結ルブして、メガネで固定してハンマーでぶっ叩くしかないなぁと思っています。

しかし参ったなぁ。