今回は、いかに、エンジンをバラさず、エンジン内部をきれきにできるか、にチャレンジしてみます。
もちろんオーバーホールする程の技量も知識も度胸もマネーもないからです。
という事で、できる限りのことをしてみようとおもいます!
何故このリフレッシュ計画が必要になったのか、その経緯ですが。前回のブログでもお伝えした通り、いつの日からか走行中に排気音に混じって聞こえてくる脈打ちの音が気になった所から始まります。
通常エンジンの回転数が一定であればブーンという連続音がする筈ですが、そんなブーンに混じって休符がはいるといいましょうか、旧式の水平対向エンジンのようなドロドロという音のドの音が微かに混じるというか、そんな違和感を感じたので単純に失火?と思いプラグをチェック、左から3番目のプラグだけ真っ黒(一応点火はしてるたっぽい形跡あり)というところからプラグ及び、コイルを交換。
しかし、音は変わらず発生。
3番シリンダー死亡説浮上
しかし、冷静に考えると、死亡してるならもっと振動が来るはず、私のエンジンは1.8リットル4気筒ターボです。
1気筒死んだら相当な振動のはず、さらに言えば、死んでいるなら音もこんなもんじゃないはず。
さらに、エンジンのかかりは至って普通。
アイドリングでの振動は無し、800rpm辺りでビシッと決まってハンチングなし。
白煙なし。
回転はなめらかに上がり過給圧も1.1kPaまで最大ブーストとしてかかります。
パワー感も特に不足は感じません。
そして、負圧ですが、-72kPaを表示しています。
うーん、意味がわかりません。
普通圧縮が抜けると明らかに分かるはずです。
そこで•••仮説を勝手に立ててみました。
腰下は生きている!と思う!
しかし、腰上のバルブが締まりきってない可能性ありけり•••
なぜ腰下は生きてると仮定したか。
それは、負圧の値です。
負圧はエンジンが吸入する強さの数値です。つまり、腰下が抜けていたら吸う力がないので負圧大気圧の側の数値の方に上がるわけです。今-72だとするとそれが-50とか、そういった数値になるわけです。
なので、恐らく、吸気側のバルブにカーボンが溜まり、密閉度が下がっているのでは?という考えになりました。
一応ドイツ車ですから、私はハイオクを入れ続けています。
昨今のハイオクごちゃ混ぜ事件の中でも唯一ごちゃ混ぜにしてなかったシェルのV POWERを私は入れ続けています。
通常ハイオクは洗浄成分が入っているのでエンジンをクリーンにしてくれるはずですが•••
実は、このハイオクの洗浄効果について、ハイオク故に必要なんですね、なぜならハイオクというのはレギュラーに比べて燃えにくい燃料です。
パワー系エンジンでは、高圧縮エンジンや、高回転エンジン、高過給圧エンジン等あります。
そんな過酷な条件の中安定して着火して欲しい時に爆発して貰えるように燃えにくくしてるのですが、しっかり燃えなかったら煤になりますよね。
つまり、ダラダラ走ってたり、チョイノリしてみたり、その他をすることにより、燃料が燃えきらない事でハイオクを入れ続けているのにバルブにカーボンが溜まるようなことになってしまうわけです。
確かに、私は毎日車を動かしていますが、通勤は片道10キロ、往復で20キロです。
仕事柄朝はそんなに渋滞はない時間帯に通勤ですから流しては行けるものの、真冬となればエンジンが完全に暖気される前にエンジンを止めてしまっているかも知れません。
それは、まぁ良いとして、私的な原因の根本はだいぶ前から失火気味、というか、点火パワーの落ちてきていた3番シリンダーはいつも不完全燃焼気味、どんどん煤が溜まってきてしまい、バルブに煤が溜まってきてしまった。
というのが原因なんではないか?と思っております。
というか、まだ異音の原因がカーボン関係とは断定できていませんが•••
また、私はエンジンオイルは年2回、5000キロ辺りで交換を確実にしておりますが、そんなに高くないオイルを入れております。
今はValvolineの10w40をチョイスしておりますが、去年の暮れ前に、訳ありのベルハンマーのオイルを添加剤代わりに投入、しかし、それが本当にベルハンマーだったかは不明。
もしかすると他のものだったのかも?
と今は思っています。
その後エンジンオイルを交換し(フィルターもやればよかった•••)、AZのCKM002を投入したわけですが、そのオイルと似ていると言われてたのですが、なんだろう、当時入れたベルハンマーのオイルはこんなに付着するとツルツルしてなかったというか、いつまでもヌルヌルしていなかった気がしてきました。
さらに、そんなベルハンマー事件が起こる前にもハンマーオイルとやらを添加してみたり、実は色々と変なもんをエンジンオイルに添加してきたんですよね。
添加剤って結構シビアで、添加剤の量が規定より多かったりすると不具合とかが起こるわけです。
今思えばオイル量に対して10%以上入れてしまったこともあったかも?と思ってます。
そういったものが例えばエンジン内にカーボンとしてワニスとして、付着してしまっていたらやはり、エンジンとしては調子が悪くなりますよね。
なので、今私は車に対してEXTREME 土下座をしたいくらい申し訳なかったなと反省しております。
それとは、また別件で、私はブローバイガスを排気ガスに混ぜて廃棄しております。
つまり、吸気ラインにはブローバイは入ってないのですが、如何せんエンジン負圧に劣る排気負圧での吸引ですから、ブローバイが貯まりやすい?訳では無いとは思いますが、それも1部何か悪さをしているかもしれません。
という事で、なんだか話が長くなったのでそろそろ、作業していきます。
今回の作業をおさらいしますと。
1.プラグのチェック
前回コイルとプラグを交換してから音は変わらないですから、多分また失火気味で黒いのでしょうがプラグのチェック
2.フラッシング
ブラッシング剤を買ってきました。
今回はワコーズの物です。
3.キャブクリーナーをインマニからぶっ込んで強制的にバルブのカーボンを溶かす!
フラッシング前にエンジンオイルを温める必要がありまして、エンジンをかけるので暖気しながらキャブクリーナーを吹いてバルブに溜まってるカーボンを落としてやろうと言うこんたんです。
4.フラッシング後、新油でオイルラインを洗浄
ブラッシング後はフィルターを変えたとしてもどうしても多少のブラッシング剤が残ると思われます。そこで、ブラッシング後、フィルターを取り外し、中のオイルを抜き、再度フィルターを取り付け、なるべくブラッシング剤を抜いた後に普通のエンジンオイルを入れてエンジンをかけてオイルを行き渡らせ、また抜きます。
5.新フィルターと本命のエンジンオイルを投入してフィニッシュ
新油でオイルラインを洗いざらいしたら新しいフィルターに交換し、本命のエンジンオイルを入れます。
これにてオイルラインはかなり綺麗な状態になるかと思います。
まず、プラグのチェックからしていきますが•••
これは•••
前回より焼けはだいぶ良いですが、プラグのネジになにか付着してますね。
ガスケット抜けの可能性がありますね。
これが原因か?
左から1234です。
つまり右から2番目が3番シリンダー。
因みに、純正で熱価は6番ですが、このプラグは7番を使っています。
焼けがやはり甘いので6番に戻します。
さて、ブラッシングを始めるのでまず暖気です。
暖気をしながらサージタンクにキャブクリーナーを接続し、エンストしない程度に吹いていきます。
結構ぶしゃっとやるとエンストしそうになるので怖いですね、あんまりエンジンには良くなさそうです。
暖気が終わったらワコーズエンジンフラッシュを入れます。
灯油が主成分のようですが、そんなに灯油の香りはしません。
結構しゃばいですね。
10分から15分とのことですからエンジンをかけて待ちます。
オイルが温かいうちに抜くとのことです。
うーん、とっても真っ黒ですね笑
シャレにならないくらい汚かったです。
ちょっと見ずらいのですが、こんな感じで綺麗なシルバーになりました笑
前までは普通に汚い茶色でした。
エンジンオイルを交換してもいわゆる新油の色じゃなくいつも黒いのでまぁそんなもんなのかな?と思っていましたが•••
普通じゃなかったのかな。
とりあえず、エンジンオイルを抜いてフィルターを外して、フィルターはオイルを抜いてから再度取り付けます。
新油を入れます。
アイドルしてレーシングしてまた今入れたオイルを排出します。
さぞかし綺麗だろうと思いきや、普通に真っ黒のオイルが出てきてビックリです。
これだけ、汚れがフラッシングの後に出てきたんだと思えばいいですか?
新品のフィルターを取り付け、オイルを入れてまたエンジンをかけて行き渡らせてからオイル量を調整して終わりです。
さすがにここまでやるとオイルレベルゲージに着くオイルも綺麗ですね。
肝心のエンジンの調子なんですが、変わりません。
あとは、気になったのは3番シリンダーのプラグのネジ山に着いていたオイルですね。
それが気になりますね。
ただ、前回よりは点火しているので、やはり、少なくともコイルの劣化というか、リーク等があったのは確かのようです。
そろそろタペットパッキンの交換が必要かもしれません。
ただ、プラグの締め付けトルク不足との話も聞きました。
まだ実際走ってないのでなんとも言えませんが。
オイルラインは綺麗になったので、あとはガソリン側からバルブや、ピストン辺りを綺麗にしてもらうしか方法は無いかもしれませんね。あとはたまには高速に乗ってカーボンを吹き飛ばしてやったり。
123911キロにフラッシング、オイル、フィルター交換。
ガソリンタンクにキャブクリーナーを入れてやるといいんだとか悪いんだとか。
そんな噂を聞いたことがありますがどうなんでしょうね。
今回のアイテム一覧です。
追記2021/5/16
タペットカバーガスケットのプラグホールのところのガスケットが逝くと燃焼室等までオイルが周り、不完全燃焼になり、私のような症状になる模様です、やはり、プラグのねじ山についたオイルはそういうことです
次回はタペットカバーを外してパッキン交換と、どうせなのでヘッドカバーの塗装でもしてみたいと思います。